2022年は、コロナ禍の影響が徐々に和らぐ中、数多くの話題作が公開された年となりました。特に注目を集めたのが、「ONE PIECE」シリーズ最新作「ONE PIECE FILM RED」です。また、「呪術廻戦」や「名探偵コナン」など、人気シリーズの新作も上位にランクインしました。今回は、2022年に公開された邦画の中から、興行収入上位10作品をランキング形式でご紹介します。あらすじや出演者、スタッフ情報も交えてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
第1位:「ONE PIECE FILM RED」(興行収入 187.8億円)
尾田栄一郎原作の人気漫画「ONE PIECE」を映画化したシリーズ最新作。シャンクスの娘・ウタを中心とした、ルフィたちの新たな冒険が描かれます。
スタッフ
- 監督:谷口悟朗
- 脚本:黒岩勉
- 音楽:中田ヤスタカ
キャスト
- モンキー・D・ルフィ:田中真弓
- ウタ:名塚佳織
- シャンクス:池田秀一
- ゴードン:森崎ウィン
- ロロノア・ゾロ:中井和哉
第2位:「劇場版 呪術廻戦 0」(興行収入 138億円)
芥見下々による人気漫画のアニメーション映画。呪術高専の先輩・乙骨憂太の過去と、呪術師としての成長が描かれます。
スタッフ
- 監督:朴性厚
- 脚本:瀬古浩司
- 音楽:鷺巣詩郎・高木正勝
キャスト
- 乙骨憂太:緒方恵美
- 祈本里香:花澤香菜
- 伏黒恵:内田雄馬
- 禪院真希:雨宮天
第3位:「すずめの戸締まり」(興行収入 100億円)
新海誠監督による長編アニメーション作品。雨が降ると体が入れ替わってしまう少年と少女の、切なくも温かいストーリーが展開します。
スタッフ
- 監督:新海誠
- 脚本:新海誠
- 音楽:RADWIMPS
キャスト
- 鈴芽:上白石萌音
- 桧山修司:櫻井孝宏
- 鈴芽の母:のん
- 桧山の父:鶴見辰吾
第4位:「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(興行収入 97.8億円)
青山剛昌原作の人気アニメシリーズ劇場版第25弾。ハロウィンを舞台に、コナンと怪盗キッドが難事件に挑みます。
スタッフ
- 監督:満仲勧
- 脚本:櫻井武晴
- 音楽:大野克夫
キャスト
- 江戸川コナン:高山みなみ
- 毛利蘭:山崎和佳奈
- 怪盗キッド:山口勝平
- 服部平次:堀川りょう
第5位:「キングダム2 遥かなる大地へ」(興行収入 51.6億円)
人気漫画「キングダム」の実写映画第2弾。中国統一を目指す若き王・エイ政の戦いと成長を描きます。
スタッフ
- 監督:佐藤信介
- 脚本:黒岩勉・佐藤信介
キャスト
- 信:山崎賢人
- 嬴政:吉沢亮
- 河了貂:長澤まさみ
- 羌瘣:本郷奏多
- 王騎:大沢たかお
第6位:「シン・ウルトラマン」(興行収入 44.4億円)
「シン・ゴジラ」の庵野秀明が脚本・総監督を務める、ウルトラマンシリーズの新作映画。現代日本を舞台に、ウルトラマンの誕生秘話が描かれます。
スタッフ
- 監督:樋口真嗣
- 脚本・総監督:庵野秀明
- 音楽:鷺巣詩郎
キャスト
- 早田進次郎:斎藤工
- 広瀬光彦:長澤まさみ
- 美里アカネ:有岡大貴
- 諸星弾:西島秀俊
- 平山政子:谷花音
第7位:「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」(興行収入 30.1億円)
人気ドラマの劇場版。深山大翔と佐田篤弘が、連続殺人事件の容疑者の無罪を証明するために奔走します。
スタッフ
- 監督:木村ひさし
- 脚本:宇田学
- 音楽:得田真裕
キャスト
- 深山大翔:松本潤
- 佐田篤弘:片桐仁
- 丸川香:木村文乃
- 小久保拓:マギー
- 尾崎舞子:香川照之
第8位:「余命10年」(興行収入 30億円)
小坂流加によるベストセラー小説を映画化。余命10年と宣告された主人公が、新しい人生観に目覚めていく姿を描きます。
スタッフ
- 監督:小林聖太郎
- 脚本:岡田惠和
- 音楽:眞鍋昭大
キャスト
- 小野啓介:坂口健太郎
- 服部詩織:杉咲花
- 三浦俊哉:仲野太賀
- 小野春代:麻生久美子
- 服部幸平:阿部寛
第9位:「沈黙のパレード」(興行収入 29.7億円)
東野圭吾の人気小説を実写映画化。連続爆弾事件の容疑者として逮捕された男の無実を証明するため、刑事と弁護士がタッグを組みます。
スタッフ
- 監督:内田英治
- 脚本:君塚良一
キャスト
- 亀梨和也
- 永野芽郁
- 新田真剣佑
- 風間俊介
- 栗山千明
第10位:「コンフィデンスマンJP 英雄編」(興行収入 28.9億円)
人気ドラマの劇場版第3弾。ダー子、ボクちゃん、リチャードが日本中を騒がせた伝説の騙し合いに挑みます。
スタッフ
- 監督:田中亮
- 脚本:古沢良太
キャスト
- ダー子:長澤まさみ
- ボクちゃん:東出昌大
- リチャード:小日向文世
- モナコ:関水渚
- 五十嵐:小手伸也
まとめ
2022年の邦画興行収入ランキングを見ると、アニメーション作品の強さが際立っています。「ONE PIECE FILM RED」は公開から約1ヶ月で200億円に迫る勢いを見せ、「劇場版 呪術廻戦 0」「すずめの戸締まり」「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」も100億円近い大ヒットを記録しました。
一方、実写映画では「キングダム2」や「シン・ウルトラマン」など、スケールの大きなアクション作品が上位に食い込む結果となりました。また、「99.9」「コンフィデンスマンJP」といった人気ドラマの劇場版や、「余命10年」「沈黙のパレード」など小説原作の作品も存在感を示しています。
コロナ禍からの回復を感じさせる作品ラインナップの中で、2022年も様々なジャンルの話題作が生まれました。2023年以降も、エンタメ大国ニッポンの底力をさらに発揮してくれることでしょう。次はどんな作品が私たちを熱狂させてくれるのか。日本映画の未来から目が離せません。