2021年は、新型コロナウイルスの影響が続く中、アニメーション作品や実写映画など、様々なジャンルの話題作が公開されました。その中でも特に注目を集めたのが、「エヴァンゲリオン」シリーズの完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」です。今回は、2021年に公開された邦画の中から、興行収入上位10作品をランキング形式でご紹介します。あらすじや出演者、スタッフ情報も交えてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
第1位:「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(興行収入 102.8億円)
庵野秀明監督による「エヴァンゲリオン」シリーズの完結編。14年ぶりに公開された劇場版は、公開から10日間で興行収入100億円を突破する大ヒットを記録しました。旧劇場版のストーリーをベースに、新たなエンディングが描かれます。
スタッフ
- 監督:庵野秀明
- 脚本:庵野秀明
- 音楽:鷺巣詩郎
キャスト
- 碇シンジ:緒方恵美
- 綾波レイ:林原めぐみ
- 式波・アスカ・ラングレー:宮村優子
- 真希波・マリ・イラストリアス:坂本真綾
- 渚カヲル:石田彰
第2位:「名探偵コナン 緋色の弾丸」(興行収入 76.5億円)
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版第24弾。コナンと安室透が対決する緊迫のストーリーが展開します。
スタッフ
- 監督:永岡智佳
- 脚本:櫻井武晴
- 音楽:大野克夫
キャスト
- 江戸川コナン:高山みなみ
- 毛利蘭:山崎和佳奈
- 安室透:古谷徹
- 赤井秀一:池田秀一
第3位:「竜とそばかすの姫」(興行収入 66.0億円)
細田守監督による長編アニメーション作品。現実の世界とバーチャル世界を舞台に、孤独な少女と龍の物語が描かれます。
スタッフ
- 監督:細田守
- 脚本:細田守
- 音楽:高木正勝
キャスト
- すず:中村佳穂
- 竜:夏木マリ
- 佐藤さん:大竹しのぶ
- ココ:新津ちせ
第4位:「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(興行収入 50.6億円)
国民的アイドルグループ「嵐」の活動休止前最後のコンサートツアーを映画化。メンバーの貴重なインタビューも収録されています。
キャスト
- 大野智
- 櫻井翔
- 相葉雅紀
- 二宮和也
- 松本潤
第5位:「東京リベンジャーズ」(興行収入 45.0億円)
人気コミックを北村匠海主演で実写映画化。過去にタイムリープした主人公が、仲間を救うために奔走する姿が描かれています。
スタッフ
- 監督:初川悠
- 脚本:高橋泉
キャスト
- 花垣武道:北村匠海
- 佐野万次郎:山田裕貴
- 榊原美音:杉野遥亮
- 場地圭介:吉沢亮
- 橘日向:洼田正孝
第6位:「るろうに剣心 最終章 The Final」(興行収入 43.5億円)
人気コミックの実写映画シリーズ完結編。剣心の最大の敵・縁との壮絶な戦いが繰り広げられます。
スタッフ
- 監督:大友啓史
- 脚本:藤井清美
キャスト
- 緋村剣心:佐藤健
- 雪代縁:新田真剣佑
- 神谷薫:武井咲
- 明神弥彦:青木崇高
第7位:「新解釈・三國志」(興行収入 40.3億円)
「勇者ヨシヒコ」シリーズのスタッフによるコメディ時代劇。三国志の世界を舞台に、色とりどりのキャラクターたちが暴れまわります。
スタッフ
- 監督:福田雄一
- 脚本:福田雄一
キャスト
- 劉備玄徳:大泉洋
- 関羽雲長:小栗旬
- 張飛益徳:ムロツヨシ
- 諸葛亮孔明:佐藤二朗
- 曹操孟徳:山本耕史
第8位(同率):「花束みたいな恋をした」(興行収入 38.1億円)
「シン・ゴジラ」などで知られる樋口真嗣監督によるラブストーリー。ミュージシャンを夢見る女性と、運命の相手との切ない恋模様を映し出します。
スタッフ
- 監督:土井裕泰
- 脚本:坂元裕二
キャスト
- 山音麻緒:菅田将暉
- 相田美雨:有村架純
- 三浦透子
- 岩田剛典
- 松重豊
- 薬師丸ひろ子
第8位(同率):「マスカレード・ナイト」(興行収入 38.1億円)
人気作家・東野圭吾の小説を映画化したミステリー。ホテルを舞台に、3人の容疑者による騙し合いが繰り広げられます。
スタッフ
- 監督:泉正英
- 脚本:君塚良一
キャスト
- 新田浩介:木村拓哉
- 山岸尚美:長澤まさみ
- 沢田修一:小日向文世
第10位:「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」(興行収入 33.9億円)
人気コミックをアニメ化したシリーズの劇場版第3弾。世界中のヒーローたちを集結させ、人類の危機に立ち向かいます。
スタッフ
- 監督:長崎健司
- 脚本:畑博之・黒田洋介
キャスト
- 緑谷出久:山下大輝
- 爆豪勝己:岡本信彦
- 麗日お茶子:佐倉綾音
- 轟焦凍:梶裕貴
- ロディ・ソウル:鶴野恭平
まとめ
2021年の邦画興行収入ランキングを振り返ると、アニメーション作品の強さが目立ちます。特に「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、シリーズの集大成として多くのファンを熱狂させました。また、「名探偵コナン」や「僕のヒーローアカデミア」など、根強い人気を誇る作品の健闘も印象的です。
一方で、実写映画では「東京リベンジャーズ」や「るろうに剣心」など、人気コミックの映画化作品が上位にランクイン。原作ファンの期待に応える出来栄えで、ヒットに繋がったと言えるでしょう。
その他にも、「ARASHI」のコンサート映画や、福田雄一監督による「新解釈・三國志」など、娯楽色の強い作品が目立った一年でした。
コロナ禍で制作や公開に様々な制約がある中で、クリエイターたちは創意工夫を重ねて魅力的な作品を生み出し続けています。2022年以降も、エンターテインメントとしての映画の力強さを感じさせてくれることでしょう。