国民的人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版は、毎年公開されるのが恒例となっています。笑いあり、感動ありの作品が勢揃いで、親子で楽しめる映画として大人気です。今回は、これまで公開された数多くのクレヨンしんちゃん映画の中から、特におすすめの作品を厳選して20本ご紹介します。家族そろって楽しめること間違いなしの作品ばかりなので、ぜひチェックしてみてください!
20位:映画 クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者
公開年: 2008年4月19日
監督: 本郷みつる
あらすじ
暗黒世界の帝王アセ・ダク・ダークは、失われた「金の矢」と「銀の盾」を取り戻すため、配下を人間界に送り込む。野原家を訪れた謎の美女にいざなわれ、暗黒世界への扉を開けてしまうしんのすけ。そこで出会った魔法使いの少年マタ・タミは、しんのすけが「選ばれし勇者」だと告げる。やがて日常が崩れ、暗黒のドン・クラーイ世界が浸食してくる。しんのすけは世界を救えるのか!?
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- マタ・タミ: 堀江由衣
- アセ・ダク・ダーク: 銀河万丈
- マック・ラ・クラノスケ: 宮本充
- プリリン・アンコック: 本田貴子
主題歌・挿入歌
主題歌
- OP: 「ユルユルでDE-O!」 歌: のはらしんのすけ
- ED: 「人気者で行こう!」 歌: DJOZMA
挿入歌
- 「金、金、お金」 歌: マック・ラ・クラノスケ(宮本充)
- 「ビバビバズンズン体操」 歌: 歌のお兄さん(小島よしお)
- 「小さな鳥の見る夢は」 歌: マタ・タミ(堀江由衣)
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第16作目で、ヘンダーランドの大冒険以来12年ぶりの本郷みつる監督作品です。ファンタジー要素とミュージカル、社会風刺を織り交ぜた作品となっています。
レビューでは、空中戦のクオリティの高さや美しい映像表現が評価されています。一方で、ストーリーの展開や中だるみ感については意見が分かれています。
- 美しい映像表現と迫力ある空中戦
- ファンタジー要素とミュージカルの融合
- ヒロイン・マタ・タミのキャラクターデザイン
- 社会風刺を含んだストーリー展開
一部の視聴者からは「ストーリーが分かりにくい」「中だるみ感がある」といった意見も見られますが、クレヨンしんちゃんファンや本郷みつる監督のファンには楽しめる作品となっています。
総じて、独特の世界観とキャラクター、そして美しい映像表現が魅力の作品と言えるでしょう。クレヨンしんちゃんの新たな一面を楽しみたい方にはおすすめの一作です。
19位:映画 クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
公開年: 2017年4月15日
監督: 高橋渉
あらすじ
野原一家の元に、謎の宇宙人シリリが不時着。シリリの発した光線を浴びたみさえとひろしは25歳若返り、子供の姿になってしまう。元の姿に戻るために野原一家は日本縦断の旅に出ることに。しかし、その一方ではシリリの父親による巨大な陰謀が待ち構えていた…。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- シリリ: 沢城みゆき
- チチシリ(シリリの父): 宮迫博之
- モルダダ: 蛍原徹
- 八尾: 小西克幸/久野美咲(子供)
主題歌・挿入歌
主題歌や挿入歌の情報は提供された資料には記載がありませんでした。
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんシリーズ生誕25周年記念作品として注目を集めました。SF要素と日本縦断のロードムービーを組み合わせた独特の作品となっています。
- 宇宙人との触れ合いを描いたSF要素
- 日本縦断の旅を描いたロードムービー要素
- 沢城みゆきによるシリリの声演技
- 野原一家の絆を描いた心温まるストーリー
多くの視聴者が「子供向けには面白い」「家族愛を感じられる」と評価しています。一方で、大人の視聴者からは「ストーリーが単調」「過去作品ほどの感動がない」といった意見も見られます。
特筆すべき点として、本作ではしんのすけがおケツを出すのを封印するという前代未聞の事態が起こっています。また、過去24作品のキャラクターやアイテムが再登場するなど、ファンにはたまらない要素も盛り込まれています。
総じて、子供向けの娯楽作品としては十分な評価を得ていますが、大人の視聴者にとっては物足りなさを感じる作品となっているようです。クレヨンしんちゃんファンや家族で楽しめる映画を探している方におすすめの一作と言えるでしょう。
18位:映画 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
公開年: 1995年4月15日
監督: 本郷みつる
あらすじ
未来のタイムパトロール隊員リング・スノーストームが、戦国時代の異変を調査中に突如現代の野原家地下に不時着。野原一家3人は、リングの要請を受け、万能ジャージ(タイムスーツ)を着て戦国時代へタイムスリップ。そこで出会った15歳の剣士・春日吹雪丸と共に、歴史を改変しようとする悪の歴史トレンド・クリエーター・雲黒斎(ヒエール・ジョコマン)の野望を阻止すべく冒険を繰り広げる。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- リング・スノー・ストーム: 佐久間レイ
- 春日吹雪丸: 浦和めぐみ
- 雲黒斎/ヒエール・ジョコマン: 加藤精三/富山敬
- 又旅猫ノ進: 戸谷公次
- フリードキン・珠死朗: 玄田哲章
- ダイアナお銀: 萩森侚子
主題歌
主題歌情報は提供された資料には記載がありませんでした。
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第3作目で、原作漫画あり劇場用作品の最終作となっています。
- SFと時代劇を融合させた独特の世界観
- 本格的な殺陣やロボット特撮シーン
- タイムパラドックスを絡めた複雑なストーリー展開
- カメラワークの質の高さ
多くの視聴者が「大人も楽しめる本格SF作品」「ストーリーの完成度が高い」と評価しています。一方で、「子供向けには少し難しい」「怖い場面がある」といった意見も見られます。
特筆すべき点として、本作はハードSFに黒澤時代劇を乗せつつ、娯楽性も高い野心作として評価されています。また、クレヨンしんちゃんらしい下ネタも健在で、シリーズファンも楽しめる作品となっています。
総じて、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも異色の作品として、SF映画ファンや時代劇ファンにも楽しめる一作と言えるでしょう。ただし、小さな子供には少し刺激が強い場面もあるため、視聴の際は注意が必要です。
17位:映画 クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
公開年: 2020年9月11日
監督: 橋本昌和
あらすじ
空に浮かぶ異世界「ラクガキングダム」は、地上の子供たちの落書きエネルギーで維持されていた。しかし、エネルギー不足で崩壊の危機に瀕したため、防衛大臣がクーデターを起こし、地上の子供たちに強制的に落書きをさせる「ウキウキカキカキ大作戦」を実行。これを危惧した王国の姫は、描いたものを実体化させる「ミラクルクレヨン」を野原しんのすけに託す。しんのすけは仲間たちと共に、春日部を救うため立ち上がる。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 小林由美子
- ブリーフ: 冨永みーな
- ニセななこ: 伊藤静
- ぶりぶりざえもん: 神谷浩史
- ラクガキングダムの姫: きゃりーぱみゅぱみゅ
- 防衛大臣: 山田裕貴
主題歌
レキシ(池田貴丈) 「ギガ愛してる」
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第28作目で、令和初の作品として注目を集めました。平均評価は5点満点中4.1点と高評価を得ています。
- クレヨンしんちゃんらしい笑いと感動の融合
- 原点回帰的な作風と新しい要素のバランス
- 社会風刺を含んだメッセージ性
- 個性的なキャラクターデザインと魅力的な新キャラクター
多くの視聴者が「泣ける」「面白い」「子供も大人も楽しめる」と評価しています。特に、しんのすけの成長や仲間との絆を描いた展開に感動したという声が多く見られます。
一方で、「テンポが悪い」「前半が盛り上がりに欠ける」といった意見も一部にあります。また、しんのすけのキャラクター性が従来と異なる点を指摘する声もありました。
総じて、クレヨンしんちゃんファンはもちろん、久しぶりに作品を見る人にも楽しめる内容となっているようです。特に、ラクガキをテーマにした独創的な世界観や、現代社会へのメッセージ性が評価されています。家族で楽しめる感動作として、幅広い年齢層におすすめの一作と言えるでしょう。
16位:映画 クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
公開年: 1994年4月23日
監督: 本郷みつる
あらすじ
野原一家が南海に浮かぶ島国「ブリブリ王国」へ旅行に行くことに。しかし、アクシデントによりジャングルに放り出されてしまう。そこで野原一家は、しんのすけにそっくりな「スンノケシ王子」と出会う。実は王子が悪の組織ホワイトスネーク団に誘拐され、秘宝の眠る鍵穴にはまる「鍵」として利用されようとしていたのだ。野原一家は王子を救出し、ホワイトスネーク団と対決することになる。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- スンノケシ王子: 山田妙子(現:川田妙子)
- ルル・ル・ルル: 紗ゆり
- アナコンダ伯爵: 富田耕生
- ミスターハブ: 中田浩二
- ニーナ: 屋良有作
- サリー: 塩沢兼人
主題歌
「オラはにんきもの」(野原しんのすけ)
「約束See You!」(岸恭子)
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第2作目で、初めてゴールデンウィークに公開された作品です。
- インディ・ジョーンズを彷彿とさせるアドベンチャー展開
- 迫力のあるアクションシーン
- クレヨンしんちゃんらしいギャグの炸裂
- 個性的なキャラクターデザイン
多くの視聴者が「懐かしい」「面白い」「アクションシーンが印象的」と評価しています。特に、野原一家の掛け合いや、ゲストキャラクターの魅力的な描写が高く評価されています。
一方で、「前半のジャングルシーンが単調」「クライマックスが長すぎる」といった意見も見られます。また、当時の作品としては過激な描写もあり、子供向けとしては少し刺激が強いという指摘もあります。
総じて、クレヨンしんちゃんファンには懐かしさを感じさせる作品として、また初期のクレヨンしんちゃん映画の魅力を味わえる作品として評価されています。アドベンチャー要素とコメディ要素のバランスが取れた作品として、幅広い年齢層に楽しめる一作と言えるでしょう。
15位:映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜
公開年: 2018年4月13日
監督: 橋本昌和
あらすじ
春日部の中華街「アイヤータウン」で、カンフー娘・ランと共に「ぷにぷに拳」を習うカスカベ防衛隊。そこに突如、中毒性の高い「ブラックパンダラーメン」が登場し、街は大パニックに陥る。しんのすけたちは街の平和を取り戻すため立ち上がるが、その背後には意外な真実が隠されていた。カンフーとラーメンを軸に、友情と正義のあり方を問う物語が展開される。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- タマ・ラン: 潘めぐみ
- 師匠: 関根勤
- ドン・パンパン: 廣田行生
- ヌン: 真殿光昭
- チャック: 置鮎龍太郎
- プンプン: 水島裕
主題歌
ももいろクローバーZ が担当(タイトル不明)
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第26作目で、矢島晶子さんが最後にしんのすけを演じた作品としても注目を集めました。
- カンフーとラーメンを融合させた独特の世界観
- クレヨンしんちゃんらしいギャグと社会風刺
- アクションシーンの質の高さ
- マサオくんの活躍シーン
多くの視聴者が「笑える」「アクションがすごい」「子供も大人も楽しめる」と評価しています。特に、クレヨンしんちゃん特有のバカバカしさと、カンフー映画のパロディ要素が高く評価されています。
一方で、「ストーリーの展開が単調」「大人向けの内容が多い」といった意見も見られます。また、終盤の展開については賛否両論があるようです。
総じて、クレヨンしんちゃんファンにはおなじみのギャグと新しい要素を組み合わせた作品として評価されています。カンフー映画やラーメン好きにもおすすめの一作と言えるでしょう。家族で楽しめるエンターテインメント作品として、幅広い年齢層に支持されています。
14位:映画 クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
作品情報
タイトル: 映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
公開年: 2010年4月17日
監督: 不明(資料に記載なし)
あらすじ
ある日、しんのすけたちの前に「未来の花嫁」を名乗るタミコが現れる。彼女に導かれ、かすかべ防衛隊は未来都市ネオトキオへタイムスリップ。そこは隕石の影響で昼でも闇に閉ざされ、タミコの父・金有増蔵に支配された世界だった。大人になったしんのすけを救うため、しんのすけたちは家族や仲間と共に立ち向かう。未来を変え、愛を守るための大冒険が始まる。
キャスト・スタッフ
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- タミコ: 釘宮理恵
- 金有増蔵: 内海賢二
- 花嫁(希望)軍団: 白石涼子、神田朱未、近藤春菜、黒沢かずこ、はるな愛、いとうあさこ、椿鬼奴
主題歌
エンディングテーマ: mihimaru GT(曲名不明)
レビュー・評価
本作はクレヨンしんちゃんの劇場版シリーズ第18作目で、原作者・臼井儀人氏逝去後初の劇場版作品としても注目を集めました。
- 未来の世界観とSF要素の融合
- レギュラーキャラクターの未来の姿
- 親子の絆や成長をテーマにした感動的なストーリー
- クレヨンしんちゃんらしいギャグと社会風刺
多くの視聴者が「泣ける」「感動する」「親なら共感できる」と評価しています。特に、未来のしんのすけやかすかべ防衛隊の姿、そして親子の絆を描いた展開に高い評価が集まっています。
一方で、「設定が甘い」「もどかしさがある」といった意見も見られます。また、従来のクレヨンしんちゃん映画と比べてシリアスな展開が多いという指摘もあります。
総じて、クレヨンしんちゃんファンはもちろん、親子で楽しめる感動作として評価されています。特に親世代からの支持が高く、「大人帝国の逆襲」に並ぶ傑作との声も。SF要素と家族愛を融合させた作品として、幅広い年齢層に楽しめる一作と言えるでしょう。
13位:映画 クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
公開年: 2021年7月30日
監督: 高橋渉
あらすじ
しんのすけたち「かすかべ防衛隊」のメンバーが、超エリート校「私立天下統一カスカベ学園」(通称:天カス学園)に1週間の体験入学をすることに。そこで学園内の謎の事件に巻き込まれ、「カスカベ探偵倶楽部」を結成して調査を始めます。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:小林由美子
- 風間トオル:佐藤聡美
- 学園長(膨萩椋美):山口太郎
- 阿月チシオ:広橋涼
スタッフ
- 監督:橋本昌和
- 脚本:うえのきみこ
主題歌
主題歌情報は記事内に記載がありませんでした。
レビュー・評価
- 学園ミステリーとクレヨンしんちゃんの世界観がマッチした面白い作品
- 本格的なミステリー要素と笑いのバランスが良い
- かすかべ防衛隊の友情や青春を感じられる感動的な展開
- 子供から大人まで楽しめる作品性の高さ
一方で、「感情の起伏がもう少し欲しかった」「大人向けの要素が強すぎる」といった意見も見られました。
「謎メキ!花の天カス学園」は、クレヨンしんちゃんシリーズ初の学園ミステリー作品として注目を集めました。ギャグ要素はもちろん、本格的な謎解きや友情ドラマなど、多彩な魅力が詰まった作品となっています。子供から大人まで幅広い層に楽しめるクレヨンしんちゃん映画の集大成とも評される本作。ぜひ劇場やDVD/BDでご覧ください。
12位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラとプリンセス
作品情報
タイトル:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラとプリンセス
公開年:2012年 4月14日
監督:高橋渉
あらすじ
ある日、ひまわりをめぐってしんのすけと喧嘩になり、しんのすけは「妹なんかいらない!」と言ってしまいます。すると突然、謎の2人組が現れ、ひまわりを預かる契約書にサインさせられてしまいます。野原一家は宇宙に連れ去られ、地球の兄弟星「惑星ヒマワリ」に到着。そこでひまわりが宇宙の平和のために姫にならなければいけないと告げられます。果たして野原一家の運命は…?
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- 野原ひまわり:ならはしみき
- サンデー・ゴロネスキー:飯塚昭三
- ウラナスビン:岩田光央
スタッフ
- 原作:臼井儀人
- 監督:高橋渉
- 脚本:大川心
主題歌
渡り廊下走り隊7「少年よ 嘘をつけ!」
レビュー・評価
- しんのすけとひまわりの兄妹愛が感動的
- 宇宙を舞台にした壮大な展開が新鮮
- ストーリーが複雑で子供には難しい面も
- 設定や理由付けが強引に感じる部分がある
一方で、「ヒママター」という物語のシンボルを通じて現代日本人の心の余裕のなさを描いているという分析や、家族愛のテーマは健在という評価も見られました。
「嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」は、クレヨンしんちゃんシリーズ初の宇宙を舞台にした作品として注目を集めました。しんのすけとひまわりの兄妹愛を中心に、家族愛や現代社会への風刺など、様々なテーマが詰め込まれています。子供向けアニメながら大人も楽しめる要素が多く、ファミリーで楽しめる作品となっています。シリーズ20周年を記念した意欲作として、ぜひご覧ください。
11位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
作品情報
タイトル:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
公開年:2004年4月17日
監督:水島努
あらすじ
しんのすけたち「かすかべ防衛隊」が廃墟となった映画館「カスカベ座」を探検中、突如西部劇の世界に迷い込んでしまいます。そこは悪党ジャスティス・ラブが支配する町。しんのすけたちは、映画の世界から脱出するため、ヒーローに変身できる赤いパンツの力を借りて「カスカベボーイズ」として立ち向かいます。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- つばき:齋藤彩夏
- ジャスティス・ラブ:小林清志
- マイク水野:村松康雄
スタッフ
- 監督:水島努
- 脚本:大川心
主題歌
エンディングテーマ:「○あげよう」/NOPLAN
レビュー・評価
- シリーズ屈指の名作との評価
- 西部劇パロディや映画ネタが秀逸
- しんのすけの初恋や友情ドラマに感動
- アクションシーンが迫力満点
- 大人も楽しめる作品性の高さ
一方で、「子供向けとしては暴力描写が多い」「ストーリーが複雑すぎる」といった意見も見られました。
「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも異色の西部劇パロディ作品として注目を集めました。ギャグ要素を抑えたシリアスな展開や、しんのすけの初恋、かすかべ防衛隊の友情など、従来のクレしん映画とは一線を画す作品となっています。西部劇ファンも楽しめる大人向けの要素が満載で、子供から大人まで幅広い層に支持されるクレヨンしんちゃん映画の隠れた名作と言えるでしょう。
10位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
作品情報
タイトル:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
公開年:2007年4月21日
監督:本郷みつる
あらすじ
野原一家の沖縄旅行中、しんのすけとシロが浜辺で見つけた奇妙な円盤は、実は地球を破壊する威力を持つ「ケツだけ星人」の爆弾でした。その爆弾がシロのお尻にくっついてしまい、シロを狙う2つの組織が現れます。地球を守ろうとする「UNTI(ウンツィ)」と、爆弾を奪おうとするテロ組織「ひなげし歌劇団」。シロを守るため、しんのすけは65億人の人類を相手に逃亡の旅に出ます。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- 野原シロ:犬山イヌコ
- 時雨院時常:京本政樹
- お駒夫人:戸田恵子
スタッフ
- 原作:臼井儀人
- 監督:本郷みつる
- 脚本:横谷昌宏
主題歌
主題歌:「Cry Baby」/SEAMO
レビュー・評価
- シロとしんのすけの絆が感動的
- コメディ要素と感動のバランスが良い
- 予定調和ながら安心感のある展開
- SEAMOの主題歌が印象的
一方で、「ストーリーの展開が遅い」「子供向けとしては複雑すぎる」といった意見も見られました。
「嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」は、クレヨンしんちゃんシリーズで初めてシロを中心に据えた作品として注目を集めました。しんのすけとシロの絆を描きつつ、コメディ要素も詰め込んだ内容となっています。本作の興行収入は15.5億円を記録し、当時のシリーズ最高記録を更新。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、動物好きの方にもおすすめの一作と言えるでしょう。
9位:映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
作品情報
タイトル: 映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
公開年:1993年 7月24日
監督: 本郷みつる
あらすじ
しんのすけは幻の「アクション仮面カードNo.99」を手に入れます。夏休みに海へ行った野原一家は、巨大なアクション仮面の像がある施設を訪れます。そこでしんのすけたちはパラレルワールドに迷い込んでしまいます。その世界では、本物のアクション仮面が存在し、変態宇宙人「ハイグレ星人」に襲撃されていました。野原一家は、ハイグレ星人の首領「ハイグレ魔王」を倒すため奮闘します。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- ハイグレ魔王:野沢那智
- Tバック男爵:郷里大輔
- 桜リリ子:小桜エツ子
スタッフ
- 監督:本郷みつる
- 脚本:横谷昌宏
主題歌
Mew「僕は永遠のお子様」 |
レビュー・評価
- クレしん映画の礎を築いた記念すべき作品
- SF・ファンタジー要素やおバカなアクションが面白い
- 昔のしんちゃんの無邪気さが良い
- 大人になって見返すと新たな発見がある
一方で、「日常パートが長く退屈」「設定が分かりにくい」といった意見も見られました。
「アクション仮面VSハイグレ魔王」は、クレヨンしんちゃんの劇場版第1作として、後のシリーズの基礎を築いた重要な作品です。興行収入22.2億円を記録し、22年間シリーズ最高記録を保持しました。現在は歴代3位の興行収入となっています。昔懐かしい雰囲気を楽しみたい方や、クレヨンしんちゃんシリーズの原点を知りたい方におすすめの作品です。SF要素やパラレルワールドの設定など、大人も楽しめる内容となっていますので、ぜひご覧ください。
8位:映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
作品情報
タイトル: 映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
公開年: 1996年 4月19日
監督:本郷みつる
あらすじ
群馬県に突如オープンした遊園地「ヘンダーランド」。しんのすけは幼稚園の遠足でそこを訪れ、美しい人形トッペマ・マペットと出会います。トッペマから魔法のトランプを受け取ったしんのすけは、ヘンダーランドが実は異世界人の侵略拠点だと知らされます。オカマ魔女たちの野望を阻止するため、しんのすけと野原一家の大冒険が始まります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- トッペマ・マペット:渕崎ゆり子
- マカオ:大塚芳忠
- ジョマ:田中秀幸
スタッフ
- 監督:本郷みつる
- 脚本:大川七瀬
- 原作:臼井儀人
主題歌
エンディングテーマ:「SIX COLORS BOY」/雛形あきこ
レビュー・評価
- クレしん映画の名作との評価
- ファンタジーとホラー要素のバランスが絶妙
- ヘンダーランドのCMソングが印象的
- オカマ魔女キャラクターの個性が強烈
- クライマックスの追いかけっこシーンが秀逸
一方で、「子供向けとしては少し怖い」「展開が早くて理解しづらい」といった意見も見られました。
「ヘンダーランドの大冒険」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でもダークファンタジー色の強い作品として注目を集めました。本作以降、クレしん映画は完全オリジナルストーリーが主流となり、その意味でも重要な作品と言えます。魔法をテーマにしたファンタジー要素と、独特な色彩や音楽による不気味な雰囲気が印象的です。また、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんという三大ヒーローの競演も見どころの一つ。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、アニメーション作品としての質の高さを楽しみたい方にもおすすめの一作です。
7位:映画 クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝
公開年: 2022年4月22日
監督: 橋本昌和
あらすじ
野原家に突然、「しんのすけの本当の母」を名乗るくノ一・ちよめと、産院で取り違えられたという5歳の少年・珍蔵が訪れます。その夜、しんのすけは謎の忍者軍団に連れ去られてしまいます。実はちよめは忍者の里を抜け出したくノ一で、忍者の里は地球のエネルギー「ニントル」の噴出を防ぐ「地球のへそ」を守る使命を持っていました。野原一家の大冒険が始まります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:小林由美子
- 野原みさえ:ならはしみき
- 野原ひろし:森川智之
- 屁祖隠ちよめ:川栄李奈
スタッフ
- 監督:橋本昌和
- 脚本:うえのきみこ、橋本昌和
- 音楽:荒川敏行、宮崎慎二
主題歌
主題歌:「陽はまた昇るから」/緑黄色社会
レビュー・評価
- 30周年にふさわしい面白い作品
- 笑いあり、感動あり、アクションありの総合エンターテインメント
- しんのすけの出生の秘密というテーマが秀逸
- 家族愛や友情が描かれた心温まるストーリー
- 忍者をテーマにしたアクションシーンが迫力満点
一方で、「展開が少し駆け足気味」「設定が複雑すぎる」といった意見も見られました。
「もののけニンジャ珍風伝」は、クレヨンしんちゃんシリーズ30周年を記念した記念碑的な作品として注目を集めました。しんのすけの出生の秘密や忍者の世界観を織り交ぜながら、笑いと感動、そしてアクションを巧みに融合させた内容となっています。家族愛や友情をテーマにしつつ、忍者アクションや地球の危機といったスケールの大きな要素も取り入れた、幅広い年齢層が楽しめる作品に仕上がっています。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、アニメーション映画ファンにもおすすめの一作です。
6位:映画 クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜
公開年:2019年4月19日
監督:橋本昌和
あらすじ
野原家が遅まきながらの新婚旅行でオーストラリアを訪れます。しかし、突然ひろしが姿を消し、仮面族の村で行われる結婚式の花婿として発見されます。この地には50年に一度、金環日食の日に花婿を差し出すことでお宝が得られるという伝説があり、ひろしがその花婿に選ばれたのです。お宝を狙うトレジャーハンターも参戦し、ひろしを巡る争奪戦が始まります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:小林由美子
- 野原みさえ:ならはしみき
- 野原ひろし:森川智之
- 野原ひまわり:こおろぎさとみ
スタッフ
- 監督:橋本昌和
- 脚本:うえのきみこ、水野宗徳
- 音楽:荒川敏行、松尾早人
主題歌
主題歌:「ハルノヒ」/あいみょん
レビュー・評価
- 笑いと感動のバランスが絶妙
- ひろしとみさえの夫婦愛が印象的
- アクションシーンが迫力満点
- 家族愛を感じられる心温まるストーリー
- 大人も楽しめる要素が満載
一方で、「展開が駆け足気味」「ひまわりの出番が少ない」といった意見も見られました。
「新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも夫婦愛と家族愛をテーマに据えた作品として注目を集めました。オーストラリアの秘境を舞台に、アクションやコメディ要素を織り交ぜながら、野原家の絆を描き出しています。子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめる内容となっており、特に夫婦や家族連れにおすすめの作品です。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、家族で楽しめるアニメーション映画を探している方にも是非ご覧いただきたい一作です。
5位:映画 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 〜サボテン大襲撃〜
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 〜サボテン大襲撃〜
公開年: 2015年4月18日
監督: 橋本昌和
あらすじ
野原ひろしが突然メキシコへの海外転勤を命じられ、野原一家は引っ越しを決意します。春日部の友人たちと別れを告げ、メキシコの田舎町「マダクエルヨバカ」で新生活を始める野原一家。しかし、ひろしの仕事に関係する新種のサボテンが原因で、突如として人食いキラーサボテンが出現。野原一家とメキシコの新しい仲間たちは、この未知の怪物と対決することになります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:小林由美子
- 野原みさえ:ならはしみき
- 野原ひろし:森川智之
- カロリーナ:坂本真綾
- ドゥヤッガオ・エラインデス:平田広明
スタッフ
- 監督:橋本昌和
- 脚本:うえのきみこ
- 原作:臼井儀人
主題歌
主題歌情報は記事内に記載がありませんでした。
レビュー・評価
- 引っ越しシーンの感動と別れの描写が秀逸
- パニックホラー要素が斬新で面白い
- 家族愛や友情のテーマが心温まる
- ギャグとシリアスのバランスが良い
- メキシコという舞台設定が新鮮
一方で、「子供向けとしては少し怖い」「後半の展開が単調」といった意見も見られました。
「オラの引越し物語 〜サボテン大襲撃〜」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも異色の海外引っ越し&パニック映画として注目を集めました。野原一家の絆や友情をテーマにしつつ、人食いサボテンとの戦いというB級感漂う展開で、笑いと冒険を両立させた作品となっています。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、パニック映画好きにもおすすめの一作です。興行収入では歴代1位を記録し、約8年間その記録を保持した人気作品でもあります。
4位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
公開年: 2002年4月20日
監督: 原恵一
あらすじ
ある夜、野原一家全員が美しい着物姿の女性が出てくる夢を見ます。翌日、庭から掘り出された箱の中に「おらてんしょーにねんにいる ひめさまちょーびじん」と書かれた文が見つかります。その瞬間、しんのすけは戦国時代にタイムスリップしてしまいます。そこで出会った侍・井尻又兵衛由俊に預けられるしんのすけ。一方、現代では野原家の残りの家族もタイムスリップし、大昔の春日部である「春日」を舞台に、野原一家と又兵衛を待ち受ける運命が展開していきます。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- 野原みさえ:ならはしみき
- 野原ひろし:藤原啓治
- 井尻又兵衛由俊:屋良有作
- 春日廉:小林愛
スタッフ
- 監督:原恵一
- 脚本:横谷昌宏
- 原作:臼井儀人
主題歌
ダンス☆マン『二中のファンタジー ~体育を休む女の子編~』 |
レビュー・評価
- クレヨンしんちゃん映画の中で最高傑作との評価
- 時代考証が徹底された精緻な描写が秀逸
- ギャグと感動のバランスが絶妙
- 戦国時代の合戦シーンが迫力満点
- ラストシーンの切なさが印象的
一方で、「子供向けとしては内容が重い」「しんちゃんらしさが薄い」といった意見も見られました。
「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも特に高い評価を得た作品として知られています。時代考証を徹底した精緻な描写や、戦国時代を舞台にした壮大なストーリー展開が特徴的です。ギャグ要素を抑えめにし、より深みのあるドラマ性を追求した本作は、子供から大人まで幅広い層に支持されました。2002年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞をはじめ、多数の賞を受賞した本作は、アニメーション作品としての芸術性も高く評価されています。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、時代劇や歴史ドラマファンにもおすすめの一作です。
3位:映画 クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
公開年: 2016年4月16日
監督: 髙橋渉
あらすじ
春日部の人々が同じ夜に巨大な魚に飲み込まれる奇妙な夢を見る怪事件が発生します。その日を境に、住民たちは眠るとユメミーワールドという不思議な世界で好きな夢を見られるようになります。しかし、大人たちの夢はすぐに悪夢へと変わってしまいます。そんな中、しんのすけたちの幼稚園にサキという謎の転入生がやってきて…。夢と現実が交錯する中、しんのすけたちの冒険が始まります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- 野原みさえ:ならはしみき
- 野原ひろし:藤原啓治
- 貫庭玉サキ:川田妙子
- 貫庭玉夢彦:安田顕
スタッフ
- 監督:髙橋渉
- 脚本:劇団ひとり、髙橋渉
- 音楽:荒川敏行、宮崎慎二
主題歌
主題歌:「友よ~この先もずっと…」/ケツメイシ
レビュー・評価
- 夢をテーマにしたファンタジー要素が魅力的
- 子供の視点から描かれる世界観が秀逸
- 友情と母親の愛情を描いた感動的なストーリー
- ギャグとシリアスのバランスが良い
- カラフルな映像と楽しい雰囲気が印象的
一方で、「展開が複雑で分かりにくい」「クレヨンしんちゃんらしさが薄い」といった意見も見られました。
「爆睡!ユメミーワールド大突撃」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも夢と現実の境界線を曖昧にした独特の世界観が特徴的な作品です。お笑い芸人・劇団ひとりが脚本に参加し、従来のギャグ要素に加えて、より深みのあるストーリー展開を実現しています。子供の純粋な心と大人の複雑な内面を対比させながら、家族愛や友情をテーマに描いた本作は、子供から大人まで幅広い層が楽しめる作品となっています。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、ファンタジー作品や家族向けアニメーション映画が好きな方にもおすすめの一作です。
2位:映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
作品情報
タイトル:クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
公開年: 2014年4月19日
監督: 高橋渉
あらすじ
ぎっくり腰になったひろしが、不思議なエステサロンでマッサージを受けた後、突如ロボットの姿で帰宅します。家族や周囲が戸惑う中、実はこれは「ちちゆれ同盟(父よ、勇気で立ち上がれ同盟)」による、日本の父親たちの復権を目指す陰謀でした。正気を失った父親たちによるデモ活動が勃発し、春日部が混乱に陥る中、ロボットになったひろし(ロボとーちゃん)としんのすけが立ち上がります。
キャスト・スタッフ
主なキャスト
- 野原しんのすけ:矢島晶子
- 野原ひろし/ロボひろし:藤原啓治
- 野原みさえ:ならはしみき
- 鉄拳寺堂勝:大和田伸也
- 段々原照代:武井咲
スタッフ
- 監督:高橋渉
- 脚本:中島かずき
- 原作:臼井儀人
主題歌
主題歌:「ファミリーパーティー」/きゃりーぱみゅぱみゅ
レビュー・評価
- 父親の存在や家族愛をテーマにした感動作
- ギャグと社会風刺のバランスが絶妙
- ロボットアクションとSF要素が面白い
- 大人も楽しめる深いストーリー展開
- 藤原啓治さんの演技が素晴らしい
一方で、「子供向けとしては内容が難しい」「後半の展開がやや冗長」といった意見も見られました。
「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも父親の存在意義と家族の絆をテーマに据えた意欲作として注目を集めました。ロボットアクションやSF要素を取り入れながら、現代社会における父親の立場や家族のあり方を考察する内容となっています。第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞するなど、作品性の高さも評価されています。クレヨンしんちゃんファンはもちろん、家族で楽しめるアニメーション映画を探している方にもおすすめの一作です。
1位:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
作品情報
タイトル:映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
公開年: 2001年4月1日
監督: 原恵一
あらすじ
2001年、日本中で「20世紀博」というテーマパークが大流行。ある日、春日部の大人たちが突然姿を消し、20世紀博に向かっていく。主催者のケンとチャコは「イエスタディ・ワンスモア」計画を実行し、大人たちを永遠に昭和の時代に閉じ込めようとしていた。野原しんのすけと仲間たちは、大人たちを救い出し、未来を取り戻すために立ち上がる。
キャスト・スタッフ
キャスト
- 野原しんのすけ: 矢島晶子
- 野原ひろし: 藤原啓治
- 野原みさえ: ならはしみき
- ケン: 津嘉山正種
- チャコ: 小林愛
主題歌
小林幸子「元気でいてね」
レビュー
本作はクレヨンしんちゃん映画シリーズ第9作目であり、2001年に公開された21世紀最初の作品です。昭和30〜40年代の世界を再現した「20世紀博」を舞台に、懐かしさと未来への希望が絶妙なバランスで描かれています。
大人向けの要素が多く含まれており、過去への郷愁と未来への不安を抱える大人たちの姿が印象的です。一方で、しんのすけたち子供たちの純粋さと勇気が物語を動かしていく展開は、観る者の心を掴んで離しません。
- 第33回星雲賞メディア部門参考候補作選出
- 第23回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン第8位
- キネマ旬報オールタイムベスト・テン アニメーション部門7位
- 日本のメディア芸術100選アニメ部門選出
子供から大人まで幅広い層に支持される本作は、クレヨンしんちゃんシリーズの中でも特に高い評価を得た傑作と言えるでしょう。懐かしさと笑い、そして感動が詰まった本作を、ぜひご覧ください。
まとめ
クレヨンしんちゃんの映画は、TVアニメの雰囲気を大切にしつつ、劇場版ならではのスケールの大きな物語が展開されるのが魅力です。主人公のしんのすけを中心に、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、ハチャメチャでシュールな冒険は見ていてとても楽しく、かつ心温まるストーリーに仕上がっています。
今回ご紹介した作品はどれも、親子で楽しめるおすすめ映画ばかり。中でも上位にランクインした作品は、ストーリー、笑い、感動のバランスが絶妙で、クレヨンしんちゃんの映画の中でも特に人気が高い傑作といえます。ぜひ家族みんなで劇場に足を運んだり、DVDやオンライン配信で鑑賞したりして、クレヨンしんちゃんワールドを思う存分満喫してください!