テイオーの長い休日のキャストやプロフィールは？【出演俳優は一覧で一挙公開】

リアル2時間ドラマの帝王・船越英一郎が、「1年以上仕事がない2時間ドラマの帝王役」に挑戦する『テイオーの長い休日』。東海テレビとホリプロの共同製作で、フジテレビ「土ドラ」枠として2023年6月から放送開始します。

意外にもフジ系ドラマでは初主演となる船越英一郎。言うまでもなく「2時間ドラマの帝王」なのですが、今回の役柄は「仕事がなくなった2時間ドラマの帝王」なのです。ある事情を抱えた女性マネージャーとともに、人生のリベンジに奔走するヒューマンコメディとなっています。

1年以上仕事がない熱護大五郎は、付き人の売れない俳優・萩原匠と自宅で優雅に過ごす日々。そんな中、3人の子持ちである元マネージャー・吉田ゆかりは、とある事情を抱えて熱護のマネージメントを行うことに。

しかし、熱護はかなりの偏屈で、振り回されるゆかり。一方、熱護はゆかりの亡き夫・康介が残した洋食店で起きた不審火に興味を持ちます。そしてなぜか、2サスの主人公の扮装で洋食店に現れた熱護はーー？

本作は、船越が過去に2時間ドラマで演じたキャラクターの役を憑依させることで、そのキャラクターの能力を活かして作中のトラブルを解決する、二重構造のセルフパロディとなっています。

熱護大五郎の七変化ぶりが大きく話題となっている本作。毎週、どんな変身が見られるのか待ち遠しくなりますね！

「熱護大五郎」：船越英一郎

熱護大五郎はどんな役

元２時間ドラマの帝王。ドラマ出演は300作を超える。
時代の流れとともにテレビ局が２時間ドラマ制作から撤退し、現在、１年以上仕事がない状態。
担当していたマネージャーが逃げ、現在は営業をかける人間もいない。
性格はよく言えば生真面目。普通に見ればかなりの偏屈。自分ルールを曲げられず、時代に取り残されている。
新しくやってきた女性マネージャーとの出会いで、果たしてスターに返り咲けるのか！？

船越英一郎のプロフィール

1982年、TBS日曜劇場「父の恋人」で俳優デビュー。日本テレビ火曜サスペンス劇場「小京都ミステリー」シリーズやテレビ東京「刑事吉永誠一涙の事件簿」など多数のサスペンスドラマに出演。2005年、NHK「第37回思い出のメロディー」では、ステージショー初司会を務める。2007年公開の「マリと子犬の物語」など多数の映画にも出演。

「吉田ゆかり」：戸田菜穂

吉田ゆかりはどんな役

３人の子を持つシングルマザー。大手タレント事務所・トレランスの元マネージャー。
７年前に業界を辞め子育てに専念していたが、とある事情を抱え、熱護のマネージメントをするため復職することに。
偏屈な熱護に振り回されながらも、その真意に気付き、熱護のために奔走するようになる。実は７年前、ある事情で業界を追われていた。
３年前に洋食屋を営んでいた夫が他界。子供たちのためにも「変わりたい」と思っている。

戸田菜穂のプロフィール

1990年第15回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリを受賞し、1991年芸能界デビュー。1993年、NHK連続テレビ小説「ええにょぼ」でヒロインを演じた。以降、フジテレビ「ショムニ」、TBS「結婚式の前日に」などさまざまなドラマで活躍。映画2003年「スカイハイ」、2010年「きなこ～見習い警察犬の物語～」、2011年「GANTZ」「少女たちの羅針盤」などに出演。

「萩原 匠」：今井悠貴

萩原 匠はどんな役

オリプロに所属する売れない俳優。熱護の付き人をしている。
新人時代に端役だったが熱護と共演したことがあり、役者としての生き様に惚れ弟子入りした。
現在は付き人の給料とバイトでなんとか生活している。周囲に気を遣う性格で、熱護にもかわいがられている。

今井悠貴のプロフィール

2003年ドラマ「元カレ」に出演。以降、ドラマ「はだしのゲン」（2007年、フジテレビ）、「あんみつ姫」（2008年、フジテレビ）、「名前をなくした女神」（2011年、フジテレビ系）、「パパドル」（2012年、ＴＢＳ）、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」（2016年、フジテレビ）、大河ドラマ「西郷どん」（2018年、NHK）、「3年Ａ組～今から皆さんは人質です」（2019年、日本テレビ）、映画「パッチギ! LOVE＆PEACE」、「K-20 怪人二十面相」などで活躍。2020年1月からは、テレビ大阪・BSテレ東「ハイポジ」で主演を務める。趣味は絵画。特技はスノーボード。

「吉田陽向」：宮下結衣

吉田陽向はどんな役

ゆかりの長女。中学２年生。
明るい性格で何事にも物怖じせず、熱護にもタメ口で接する。
ダンスが好きで同級生とダンスチームを組んでいる。
母・ゆかりが大変なことも分かっており、陰ながら支えるしっかり者で、吉田家のムードメーカーでもある。

宮下結衣のプロフィール

ドラマ出演に、2021年NTV「二月の勝者」1話ゲスト、2023年テレビ東京「十津川警部の事件簿～草津・殺しのトライアングル～」五十嵐舞 役。2023年4月より 2023年度NHK高校講座「数学A」にレギュラー出演。趣味・特技はアーティスティックスイミング（シンクロ）、ダンス全般。

「吉田 悟」：石原颯也

吉田 悟はどんな役

ゆかりの長男。中学１年生。
大人しい性格で常に控えめな少年。
父・康介のことが大好きで、将来は父と同じように料理の道に進みたいと思っている。
周りの人間のことをよく観察しており、時にはつっこみ役に回ることも。

石原颯也のプロフィール

俳優。「NICE FLIGHT!」(テレビ朝日)に出演。趣味・特技はピアノ　歌　ゲーム。2022年「ホリプロ☆ネクストProduced by美男子図鑑」グランプリ受賞。

「吉田理輝」：平野絢規

吉田理輝はどんな役

ゆかりの次男。小学２年生。
家にあった熱護出演の２時間ドラマをビデオで見て育った。熱護のことをヒーローとして尊敬している。
大人が気づかないようなことにも気付く頭の良い少年。
熱護の一番の理解者であり、一番のファンでもある。

平野絢規のプロフィール

子役。
「unknown」で田中圭さんの幼少期などに出演。

「伊集院大樹」：白石隼也

伊集院大樹はどんな役

大手タレント事務所・トレランス所属。映画、ドラマで主演多数の人気俳優。実は若いころはゆかりがマネージメントをしていた。
育ててもらったという恩を感じているが、現マネージャーで事務所の取締役でもある寿には逆らえない様子で…
新人時代、匠とも共演したことがあり旧知の仲。熱護のことは古い考え方の役者だと感じている。

白石隼也のプロフィール

映画「ごくせんTHE MOVIE」「GANTZ」「忍たま乱太郎」や、NHK連続ドラマ小説「花子とアン」などに出演。テレビ朝日「仮面ライダーウィザード」では、主演を務める。趣味・特技はサッカー、スノボー、サーフィン、フットサル、落語。2016年には映画「のぞきめ」への出演や鈴木亮平とのダブル主演で「彼岸島 デラックス」などに出演。

「藤本千春」：久保田磨希

藤本千春はどんな役

熱護の所属事務所・オリプロのデスク。電話窓口のほか伝票管理などをしている。
関西出身であけすけに物を言うが、根はやさしいオカンタイプ。ゆかりのことも心配しつつも暖かく支えている。

久保田磨希のプロフィール

NHKドラマ「やんちゃくれ」「てっぱん」「花燃ゆ」や、フジテレビ「大奥」などに出演。「旭山動物園物語ペンギンが空をとぶ」など映画でも活躍。趣味は文鳥飼育、フラダンス、ひる寝、お寺めぐりなど。

「寿 彰」：前川泰之

寿 彰はどんな役

大手タレント事務所・トレランスの取締役。人気俳優・伊集院大樹のチーフマネージャーでもある。
ゆかりがトレランスに所属していた時は同期だった。
ゆかりの退職後、伊集院を担当し事務所内でも出世。次期社長候補と言われている。ゆかりとは因縁があるようで…

前川泰之のプロフィール

2009年韓国で「アジアモデルフェスティバルアワード」モデルスター賞を受賞。2005年TBSドラマ「夢で逢いましょう」、フジテレビドラマ「電車男」、2015年フジテレビドラマ「一千兆円の身代金」などに出演。映画では、2007年「俺は、君のためにこそ死ににいく」、2015年「天空の蜂」2017年「仮面ライダービルド」などに出演。2009年舞台「SHINKA～心華～episod1」では主役を演じた。

「城戸太一」：木場勝己

城戸太一はどんな役

熱護の所属事務所・オリプロの社長。熱護とは30年来の腐れ縁。
芸能界で長く生きてきただけあり海千山千の人物だが、最近は時代の流れに取り残され昼行燈状態。おいしいカレー屋さん巡りに勤しんでいる。

木場勝己のプロフィール

主に舞台で活躍する俳優。ドラマ「金八先生」第6シリーズと第7シリーズ前半での千田喜朗校長役が印象的。

「吉田 康介」：大橋彰(アキラ100％)

吉田 康介はどんな役

ゆかりの夫。洋食屋「キッチンぶらぼー」店主。
やさしい性格で、ゆかりや子供たちを温かく支えていた。
３年前に事故で他界。ロケ隊に弁当を出していた時期もあり、熱護もその存在を知っていた。

大橋彰(アキラ100％)のプロフィール

2017年、『R-1ぐらんぷり』で優勝。
コントでは、代表作として全裸に股間をお盆で隠しただけの姿で刑事に扮する「丸腰刑事（まるごしでか）」がある。

「テイオーの長い休日」のあらすじは？押さえておきたいポイントは？

かつてテレビ界で一世を風靡し、「2時間サスペンスの帝王」と呼ばれていた熱護大五郎。テレビ視聴者の変化を受けて「2時間ドラマ枠」は消え、増して偏屈な大御所である彼には、仕事のオファーが1年以上来ない状態でした。

そんな熱護の前に現れたのが、芸能界を追放された形で仕事を失った元・敏腕マネージャーである吉田ゆかり（戸田菜穂）。2人で再起を図ると思われましたが、熱護は偏屈で融通が利かず、「使いづらい俳優」として全くオファーが来ない状態となっていたのです。

さらには事務所社長の城戸（木場勝巳）や付き人の萩原匠（今井悠貴）、人気俳優の伊集院（白石準也）、ライバル事務所のマネージャー・寿（前川泰之）らも巻き込んで、変われない男と変わりたい女の人生リベンジマッチが始まります。

熱護大五郎は、第1話から「面白さより予算削減を目的とした制作陣」「事務所のバーターキャスティング」などをバッサリ斬り倒していくという役柄。船越英一郎は「自分を全否定しているようで（セリフを）言っていてつらかった（笑）」と苦笑いをしていたということです。

テレビ業界に全く忖度ナシなうえ、船越が過去に演じてきた2時間ドラマのキャラクターを憑依させるというセルフパロディも含めた、大冒険ともいえるドラマ。

果たして、2サスの帝王は再びスターの座に返り咲けるのか、要注目です！