どうする家康のキャストやプロフィールは？【出演俳優は一覧で一挙公開】

『どうする家康』は、NHK大河ドラマ第62作として、2023年1月8日から放送予定。大河ドラマで徳川家康が主人公となるのは3度目であり、今作では大河ドラマは初の出演となる松本潤がつとめます。

豊臣秀吉をムロツヨシ、今川義元を野村萬斎、武田信玄を阿部寛、そして徳川家康の目標となる織田信長を、岡田准一が演じることに。

国を失い、父を亡くし、母とも離れ離れ。心に傷を抱えた少年・竹千代は、今川家の人質として生涯を終えると思っていました。しかし、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込むことになってしまいーー

そこへ待っていたのは、生きるか死ぬかの大ピンチでした。後ろ盾も国土もない竹千代、あるのは個性派揃いの家臣団だけ……。そこから敗戦をバネに、家臣たちとの絆を深めて一体感あふれる徳川チームを作り上げていきます。

脚本と原案は、「リーガル・ハイ」や「コンフィデンスマンJP」を手掛けた古沢良太が担当します。大河ドラマの脚本を書くのは初めてであり、タイトルの斬新さからも今までとは毛色の違う大河作品を予感させますね。

「徳川家康」：松本潤

徳川家康はどんな役

今川家につかえる。後に岡崎城城主として独立、三河統一を果たす。関ケ原、江戸幕府なんてかなり先の話。
ナイーブで頼りないプリンス。臆病でまだまだ優柔不断なところあり。相手の気持ちを思いやり、意見をよく聞くが、時に頑固。オタク気質なところあり。
理想と現実の間でいつも悩み、背負いたくない重荷を背負い、歩みたくない道を歩んでいく。天才や猛将たちに食らいつく中、しだいに才能を覚醒させていく。

松本潤のプロフィール

ジャニーズ事務所所属。嵐のメンバーとして1999年「A・RA・SHI」でCDデビュー。フジテレビ「VS嵐」、日本テレビ「嵐にしやがれ」にレギュラー出演中。俳優としては、TBS「花より男子」シリーズ(2005年、2007年)、フジテレビ「夏の恋は虹色に輝く」(2010年)、フジテレビ「ラッキーセブン」(2012年)、フジテレビ「失恋ショコラティエ」(2014年)、TBS「99.9－刑事専門弁護士－」シリーズ(2016年、2018年)、映画「ナラタージュ」(2017年)などに出演。

「織田信長」：岡田准一

織田信長はどんな役

さまざまな常識をくつがえし、常人離れした思考回路をもち革新的な戦術を生み出していく孤独なカリスマ。時に優しく、時に恐ろしく、誰もが畏れる中、家康は必死に食らいつき、彼の知識を吸収してゆく。
そんな家康に、信長はなぜか異様に目をかける。

岡田准一のプロフィール

ジャニーズ事務所に所属するV6のメンバーで、6人のうち年少の3人組・Coming Centuryの一員。2002年に宮藤官九郎脚本のTBSドラマ「木更津キャッツアイ」で主演を務め、俳優として大ブレイク。以降、TBS「タイガー＆ドラゴン」(2005年)、フジテレビ「SP 警視庁警備部警護課四係」(2007年)などで主演を務める。2014年には「軍師官兵衛」でNHK大河ドラマ初出演にして初主演。また、映画俳優としても活躍し、2015年の第38回日本アカデミー賞では「永遠の0」で最優秀主演男優賞、「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞と、ダブル受賞を果たした。ほか、出演映画に「追憶」「関ヶ原」(共に2017年)、「散り椿」(2018年)、「来る」(2019年)などがある。

「瀬名／築山殿」：有村架純

瀬名／築山殿はどんな役

家康の正室。今川家家臣・関口親永ちかながの箱入り娘。太陽のように明るく、朗らか。家康の初恋の女性で、相思相愛の仲むつまじい夫婦となり、信康と亀姫を授かる。織田信長との戦い（桶狭間の戦い）を前に、家康を笑顔で送り出すが、その日から彼女の運命が変わり始める。

有村架純のプロフィール

2010年テレビ朝日ドラマ「ハガネの女」でドラマ初出演。2015年映画「ストロボ・エッジ」、「映画ビリギャル」で主演を務め、「映画ビリギャル」ではアカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞。そして、2021年映画「花束みたいな恋をした」では、アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。2022年TBSドラマ「石子と羽男」、映画「月の満ち欠け」などに出演。

「豊臣秀吉」：ムロツヨシ

豊臣秀吉はどんな役

底辺からはい上がり、大出世を遂げ、家康最大のライバルとなる。欲望のかたまりで、それを全開で表現し、全力で追い求める。戦国乱世を最も楽しんだ人物。驚異的な頭の良さで、いつも早口。明るく人たらしで、巧みに人の心に入り込む。家康が一番苦手なタイプ。

ムロツヨシのプロフィール

1999年、作・演出・出演を行なったひとり舞台で活動を開始。　 2005年映画「サマータイムマシン・ブルース」の出演をきっかけに　 映画にも活動を広げる。2010年映画「シュアリー・サムディ」、2012年「踊る大捜査線 THE FINAL」などに起用される。テレビ東京「勇者ヨシヒコと魔王の城」、NHK「連続テレビ小説 ごちそうさん」「LIFE!～人生に捧げるコント～」など、ドラマ・コントなど多方面で活躍。2017年NHK大河ドラマ「おんな城主　直虎」、映画「銀魂」出演。

「今川義元」：野村萬斎

今川義元はどんな役

駿河国大名。高貴な名君。スマート。スノッブ。おだやか。公家文化にも精通する教養人、政治家で、仁徳による民のための王道政治を掲げる理想主義者。人質として預かった聡明な家康に目をかけ、幅広い教養を身につけさせる。家康が父のように心から尊敬する人物。

野村萬斎のプロフィール

1970年「靱猿」で初舞台を踏む。｢狂言ござる乃座」を主宰するなど、新作狂言の演出も行う。2015年フジテレビ「オリエント急行殺人事件」に主演、NHKEテレ「にほんごであそぼ」ではレギュラーを務めるなど、様々な分野で活躍。2016年映画「SCANNER スキャナー　記憶のカケラをよむ男」、2017年映画「花戦さ」では主演を務める。2021年10月からは新木曜ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子～」(テレビ朝日系)で、民放連続ドラマ初出演を果たす。

「武田信玄」：阿部寛

武田信玄はどんな役

戦国最強のレジェンド。家康のなすことすべてを先読みし、赤子の手をひねるようにたたき潰す。戦国を生き抜く厳しさを知らしめる、家康にとって生きる教科書のような人物。
生前も死後も家康を苦しませ続け、やがてその苦しみが自らの糧となっていることを知る。

阿部寛のプロフィール

大学在学中にモデルデビュー。雑誌「メンズノンノ」創刊以来、3年6ヶ月表紙を飾る。
大学卒業と同時に、「はいからさんが通る」で映画デビュー。
つかこうへい作・演出 舞台「熱海殺人事件～モンテカルロ・イリュージョン～」の主人公を演じ話題となる

「酒井忠次」：大森南朋

酒井忠次はどんな役

人質時代も常に家康を心配し、自分の意見を控え、家康を守ることだけを考えている。個性派家臣団のまとめ役。家康の叔父おじ。
時に宴会芸を始め、場を盛りあげる気遣いの人。

大森南朋のプロフィール

1993年映画｢サザンウィンズ4～トウキョウ・ゲーム｣に出演。2001年映画｢殺し屋 -1-｣で主演を務める。2007年NHKドラマ｢ハゲタカ｣、2010年NHK大河ドラマ｢龍馬伝｣、2015年TBSドラマ｢コウノドリ｣などドラマでも活躍。2017年映画「アウトレイジ 最終章」「ビジランテ」、テレビ東京ドラマ「居酒屋ふじ」に出演する。趣味はギター、特技はイラスト。

「本多忠勝」：山田裕貴

本多忠勝はどんな役

生涯戦うこと57回、かすり傷一つも負わないといわれる戦国最強武将のひとり。男気があり義を重んじ、筋の通らないことは大嫌い。女性にはものすごい奥手。

山田裕貴のプロフィール

2011年テレビ朝日「海賊戦隊ゴーカイジャー」ゴーカイブルー、ジョー・ギブケン役にて俳優デビュー。主な出演映画に「ホットロード」（2014年）、「ストロボ・エッジ」（2015年）、「闇金ドッグス」シリーズ（2015、2016年　主演）、「ふきげんな過去」「HiGH＆LOW THE MOVIE」「青空エール」「闇金ウシジマくんPart3」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」（以上2016年）がある。ドラマは関西テレビ「GTO」（2012年）、関西テレビ「スターマン・この星の恋」（2013年）、TBS「ホテルコンシェルジュ」（2015年）、TBS「死幣-DEATH CHASH-」、NHK BS「受験のシンデレラ」（2016年）など。2016年8月舞台「宮本武蔵（完全版年）」では主演を務めた。

「榊原康政」：杉野遥亮

榊原康政はどんな役

文武に優れた若き武将。名門榊原家の生まれだが、次男のため自由気ままに好きに生きていたところを、家康にその才能を見いだされる。マイペースで、ちょっとひねくれた性格。

杉野遥亮のプロフィール

2015年第12回FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを受賞。以降、ドラマ「地味にスゴイ！校閲ガール・河野悦子」「嘘の戦争」「感情8号線」「世にも奇妙な物語 ’17春の特別編『夢男』」「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」「東京アリス」や、映画「兄に愛されすぎて困ってます」などドラマ・映画で活躍中。2021年には映画「東京リベンジャーズ」、ドラマ「恋です！〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(日本テレビ系)に出演。

「井伊直政」：板垣李光人

井伊直政はどんな役

女城主直虎によって大切に育てられた井伊家の御曹司で、家臣団の新戦力として活躍。頭の回転が速く、女性によくモテる。誰に対しても不遜な物言いをするのでトラブルが絶えない。

板垣李光人のプロフィール

2歳頃からモデルとして活動。2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で幼少期の吉田寅次郎役を務める。2018年から「仮面ライダージオウ」にウール役で出演。映画では2014年「奴隷区 僕と23人の奴隷」、2020年「約束のネバーランド」へ出演。舞台では2015年「こどものおもちゃ」、2016年～ミュージカル「青春-AOHARU-鉄道」シリーズ、2017年～Live Musical「SHOW BY ROCK!!」シリーズなどでも活躍。2021年には大河ドラマ「青天を衝け」へ徳川昭武役で出演。また、読売テレビ「カラフラブル～ジェンダーレス男子に愛されています。」でドラマ初主演を果たす。

「鳥居元忠」：音尾琢真

鳥居元忠はどんな役

鳥居家代々の家訓に従い、人質時代から家康に付き添い、生涯を通じて主君を守り続ける徳川一筋の忠義者。ふだんは不器用で明るい男だが、戦場ではスイッチが入ったように活躍する。

音尾琢真のプロフィール

演劇ユニットTEAM NACSのメンバー。舞台や映画、ドラマをメインに活躍している。AIR DOのスカイオーディオを担当。北海道放送「ハナタレナックス」にレギュラー出演中。ドラマは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」、TBS「とんび」、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、TBS「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」、 TBS「陸王」、 NHK連続テレビ小説「なつぞら」など話題作に出演。映画での活躍も顕著で、「駆込み女と駆出し男」、「日本で一番悪い奴ら」、「森山中教習所」、「牝猫たち」、「無限の住人」、「たたら侍」、「関ヶ原」、「祈りの幕が下りる時」、「サニー/32」、「ラブ×ドッグ」、「孤狼の血」、「検察側の罪人」に出演。舞台は、阪神大震災をテーマにした「ORANGE」で主演を務めたほか、「メルシー！おもてなし～志の輔らくごMIX～」「スルース～探偵～」「死の舞踏」に参加した。

「大久保忠世」：小手伸也

大久保忠世はどんな役

戦場では勇猛果敢な活躍を見せるが、最近、髪が薄くなるのを気にしている繊細な男。身なりに気を配り、「色男」を自称する。面倒見のいいみんなの兄貴。

小手伸也のプロフィール

劇団innerchildを主宰し、全作品の脚本、演出、出演を務める。その他、舞台「コミックジャック」やミュージカル「ピーターパン2012」等で好演。またNHKドラマ「チェイス～国税査察官」（準レギュラー）、TBS「タイガー&ドラゴン」、テレビ東京のバラエティー「ゴッドタン～第6回キス我慢選手権」にも出演。テレビ東京のアニメ「遊戯王5’Ds」、「capeta」では声優としても活動。フジテレビ「アナ☆バン！」の太陽さんボイスも担当している。第18回PFFスカラシップ作品の映画「不灯港」では主演を務めた。2018年、フジテレビ「コンフィデンスマンJP」「SUITS/スーツ」に出演。2020年公開の映画「コンフィデンスマンJP」にも同一人物役で登場している。特技はアイスホッケー(GK経験4年)、心理学・神話研究(古事記)、デザイン(HP作成など)。

「平岩親吉」：岡部大

平岩親吉はどんな役

いつもスマイル、正直でまっすぐな楽しい男。幼少より家康に付き添い、苦楽をともにする。敵の懐に入るのが得意で、どんな任務も笑顔で引き受ける。苦しいときには特に重宝する男。

岡部大のプロフィール

菊田竜大、秋山寛貴と3人で芸人トリオ「ハナコ」を結成。ワタナベエンターテインメント所属。お酒、特にビールと日本酒が好き。ハナコとして、「AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦2018」優勝。「ABCお笑いグランプリ」第38回、第39回決勝進出。2018年「キングオブコント2018」優勝。

「鳥居忠吉」：イッセー尾形

鳥居忠吉はどんな役

家康不在の岡崎城の留守を預かり、今川家の目を盗み、質素倹約で金銀食料を貯め込み、松平家再興を支えた長老。老齢のためか、時々、何を言っているのか、よくわからない。元忠の父。

イッセー尾形のプロフィール

1971年演劇の活動をスタートさせる。2003年映画「トニー滝谷」で主演を果たし、スイス・ロカルノ映画祭では、審査員特別賞を受賞した。2013年にフリーで活動を始める。2014年ドラマ「55歳からのハローライフ『空飛ぶ夢をもう一度』」では、主演を務める。他にドラマ2018年NHK連続テレビ小説「まんぷく」、2019年NHK大河ドラマ「いだてん」、映画2019年「漫画誕生」などさまざまな作品に出演している。

「於愛の方」：広瀬アリス

於愛の方はどんな役

読書好きで極度の近眼。そのユーモラスな行動が、周囲に癒やしを与える。ガマンが続いていた家康の心に明かりを灯ともす、愛深き姫。実は夫を戦乱で亡くし、幼子を連れて側室となった苦労人。

広瀬アリスのプロフィール

ミスセブンティーン2009に選ばれ、「Seventeen」の専属モデルを務めた。TBSドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」、テレビ東京「釣りバカ日誌～新入社員 浜崎伝助～」、NHK連続テレビ小説「わろてんか」、フジテレビドラマ「ラジエーションハウス」など多数出演。映画では「銀の匙 Silver Spoon」「新宿スワンII」出演。特技・趣味は乗馬、バスケットボール。

「服部半蔵／正成」：山田孝之

服部半蔵／正成はどんな役

先祖が忍びの郷さと・伊賀出身なので、忍者とよく間違えられる。本人は武士と思っている。そんな自分にプライドが持てず、人づきあいが苦手。命ぜられて伊賀忍者を使い、諜報活動をするが時々失敗する。

山田孝之のプロフィール

MBS「闇金ウシジマくん」(2010年)、「闇金ウシジマくん Season2」(2014年)、「REPLAY & DESTROY」(2015年)、テレビ東京「山田孝之の東京都北区赤羽」(2015年)、「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(2016年)など多くのドラマに出演、主役を務めている。映画では「電車男」(2005年)、「手紙」(2006年)、「そのときは彼によろしく」(2007年)、「鴨川ホルモー」「MW-ムウ-」(2009年)、「闇金ウシジマくん」、「ミロクローゼ」(2012年)、「らくごえいが」「凶悪」(2013年)などに出演している。2014年には、ミュージカル「フル・モンティ」に参加。2016年には書籍「実録山田」を発売。2017年、映画「パラレルワールド」「映画 山田孝之3D」「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」、テレビ東京「山田孝之のカンヌ映画祭」「破獄」のほか、日本コカコーラ「ジョージア」、ネイチャーラボ「MARO」などのCMに出演。趣味は散歩。

「石川数正」：松重豊

石川数正はどんな役

酒井忠次同様の古参の家臣で、家康が最も信頼する常識人。
カミソリのような切れ味鋭い頭脳の持ち主で、遠慮なく正論を進言する。外交役も務め、戦国武将と渡り合う度胸の持ち主。

松重豊のプロフィール

俳優。明治大学卒業後、蜷川幸雄主宰のGEKISYA NINAGAWA STUDIOに入団。同スタジオや東京サンシャインボーイズの舞台で活躍後、1992年映画「地獄の警備員」で注目される。映画は2005年「交渉人　真下正義」、2009年「ディア・ドクター」、2012年「アウトレイジ ビヨンド」、2014年「さよなら歌舞伎町」、2015年「ソロモンの偽証　前篇・事件」、「ソロモンの偽証　後編・裁判」、2016年「ミュージアム」などに出演。ドラマはＭＢＳテレビ「深夜食堂」シリーズ、テレビ東京「孤独のグルメ」シリーズ、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」、2014年フジテレビ「HERO」、2016年TBS「重版出来！」、NHK「トットてれび」、2018年TBS「アンナチュラル」、2020年テレビ東京「きょうの猫村さん」ほか数多くの作品に出演。CM、ラジオ、バラエティー番組と、幅広いジャンルで活躍。特技は釣り。長崎県長崎市で生まれたが、まもなく福岡県福岡市に移ったため福岡県出身としている。中学生まで引っ越し・転校を繰り返したという。

「本多正信」：松山ケンイチ

本多正信はどんな役

大久保忠世の紹介で登用されるが、胡散臭うさんくさく、無責任な進言をするイカサマ野郎。常識にとらわれない発想の持ち主で、悪知恵が働き、家康の小さな野心を刺激する。やがて天下取りに欠かせない男となる。

松山ケンイチのプロフィール

2002年「ごくせん」(日本テレビ系)、2003年「キッズウォー・ファイナル！ふざけんなよ」(TBS系)などのテレビドラマに出演。2005年、映画「男たちの大和 YAMATO」の鮮烈な演技で一躍、注目を浴びる。2007年「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ系)、2009年「ゼニゲバ」(日本テレビ系)、2012年NHK大河ドラマ「平清盛」など主演ドラマも多数。主な出演映画に「デスノート」(2006年)、「人のセックスを笑うな」(2008年)、「カムイ外伝」(2009年)、「聖の青春」(2016年)などがある。

「夏目広次」：甲本雅裕

夏目広次はどんな役

武骨な武将が多い家臣団の中で、家康を実務面で支える事務方の男。いつも目立たず、家康からは名前をなかなか覚えてもらえないが、ここ一番ですごい働きを示し、武田家との大決戦・三方ヶ原の戦いにおける最大の功労者。夏目漱石の先祖ともいわれる。

甲本雅裕のプロフィール

1989年東京サンシャインボーイズに入団し「12人の優しい日本人」、「ラヂオの時間」など三谷幸喜演出の全作品に出演。1999年フジテレビドラマ「踊る大捜査線」ではレギュラー出演し、「踊る大捜査線」シリーズには全作品にほぼ出演。2001年TBSドラマ「夫婦漫才」、2006年NHK「かあちゃんが来た」など主演もこなす。ドラマや映画にとどまらず、舞台でも活躍する。CMでは「東京スター銀行」などに起用。2016年映画「四月は君の嘘」、2017年NHKBSプレミアムドラマ「女の中にいる他人」、映画「3月のライオン」など多くの作品に出演。

「本多忠真」：波岡一喜

本多忠真はどんな役

松平家のために代々身を捧げてきた本多家の武将。叔父として忠勝に武芸を徹底的にたたき込み、最強武士に育てた。昼間から徳利とっくりを片手に酒を飲み、酔っているのか正気なのかわからないが、戦場ではスイッチが入ったように体が動く。

波岡一喜のプロフィール

2004年フジテレビドラマ「プライド」にレギュラーとして出演。2007年～2008年NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」では土佐屋尊建役を務め、2011年テレビ朝日「遺留捜査」「陽はまた昇る」、2013年テレビ朝日「必殺仕事人2013」「仮面ライダー鎧武」などでも活躍。映画では2013年「さまよう獣」、2015年「ラブ＆ピース」などに出演。2016年NETFLIXドラマ「火花」では神谷才蔵役を演じる。旅、日本舞踊（藤間流）が趣味。特技はバスケットボール、殺陣、キックボクシング。

「渡辺守綱」：木村昴

渡辺守綱はどんな役

武芸で活躍する家系に生まれ、戦場では先鋒せんぽうをつとめる大男。向こう見ずな性格で、槍をふりまわし、「槍半蔵」とも呼ばれる。ふだんは手よりも口を動かすのが得意なおしゃべり好き、信心深い優しい男でもあり、三河一向一揆では一揆側につき、家康に槍を向ける。

木村昴のプロフィール

声優、ナレーター、俳優、パーソナリティー。アニメ「ドラえもん」ジャイアン役、「呪術廻戦」東堂葵役、「金田一少年の事件簿R」鯨木大介役、「暗殺教室」寺坂竜馬役、「輪るピングドラム」高倉冠葉役、「ヒプノシスマイク」山田一郎役、「アイドリッシュセブン」狗丸トウマ役などを担当。ラジオ大阪「木村昴x外崎友亮『ビバップ・コミュニケーション』」メインパーソナリティー。テレビ東京「おはスタ」出演、舞台「天才劇団バカバッカ」劇団主宰で活躍。特技は英語、ドイツ語。

「登与」：猫背椿

登与はどんな役

酒井忠次の妻。家康不在の岡崎城を裏方として支え、切り盛りしてきた。個性的な家臣団を支えるマネージャーのような存在でもあり、夫婦一緒に「えびすくい」を踊るお調子者。瀬名や家康の母・於大と集まっては、他愛たわいもない世間話に花を咲かせる。

猫背椿のプロフィール

フジテレビドラマ「ロケットボーイ」「絶対彼氏」、テレビ朝日ドラマ「サトラレ」、TBSドラマ「タイガー＆ドラゴン」、映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」「のだめカンタービレ最終楽章」などに出演。舞台「イメチェン」「TAKE FIVE 2」でも活躍。2016年8月舞台「遥かなるブルレスケ～とんだ茶番劇～」。

「大鼠」：千葉哲也

大鼠はどんな役

服部半蔵につかえる忍者集団の長おさ。鼠のように這はいつくばり、素早い動きをするので大鼠と呼ばれる。冷静沈着かつプロフェッショナルな老忍者で、ふだんは農業を営み、身を隠す。失敗続きの半蔵のために役に立ちたいと思っており、その焦る気持ちが裏目に出る。

千葉哲也のプロフィール

鐘下辰男主宰の演劇企画集団THE・ガジラの中心的俳優として出演する傍ら、劇団以外の演出も手掛ける。映画では2004年「69　Sixty Nine」、2015年「岸辺の旅」、2016年「ピンクとグレー」など。テレビドラマでは2014年TBS「ペテロの葬列」、テレビ朝日「松本清張ドラマスペシャル『坂道の家』」、WOWOW「平成猿蟹合戦図」、2016年WOWOW「撃てない警官」、NHK大河ドラマ「真田丸」ほか、数多くの作品に出演。舞台では2011年「焼き肉ドラゴン」、「髑髏城の七人」、2013年「アジア温泉」、「舵切り丸」などにも起用。特技は殺陣。

「女大鼠」：松本まりか

女大鼠はどんな役

大鼠の娘で、父を継いで忍者集団を束ねる。体が柔らかいことを生かし、どんな場所にも忍び込み、町娘から遊女、武士までどんな人物も演じきる変装の達人。服部半蔵とタッグを組み、たびたびドジを踏む彼を細やかにフォローする良きパートナーでもある。

松本まりかのプロフィール

2000年NHKドラマ「六番目の小夜子」でデビュー。2005年フジテレビドラマ「劇団演技者。ロンリー・マイルーム」ではヒロインを演じた。近年では2017年日本テレビ「先に生まれただけの僕」、TBS「カルテット」、2018年フジテレビ「健康で文化的な最低限度の生活」、2019年TBS「グッドワイフ」などのドラマに出演。2021年WOWOW「向こうの果て」で主演し、フジテレビ「最高のオバハン 中島ハルコ」「教場Ⅱ」と立て続けに出演。映画も2017年「22年目の告白 -私が殺人犯です-」、2018年「普通は走り出す」「ニセコイ」など多数出演。2019年、ゆうばり国際映画祭ニューウェーブアワード受賞。

「徳川信康」：細田佳央太

徳川信康はどんな役

幼名・竹千代。三方ヶ原の戦いで家臣の心をつかみ、家康の後継者としての地位を固める。苦労を重ねた両親の姿を幼いころから見ており、父を支え、家族を守り、徳川家のために強く生きようとする、心優しき勇敢な青年。そのまっすぐな気持ちが、危うさでもある。妻は信長の娘・五徳。

細田佳央太のプロフィール

2015年テレビ東京ドラマ「検事・沢木正夫3　共犯者」、2016年NHKドラマ「川獺(かわうそ)」映画「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」dTVオリジナルドラマ「テラフォーマーズ／新たなる希望」など子役としてドラマや映画で活躍。2018年関西テレビドラマ「FINAL CUT」では主人公の高校生時代を演じ、話題を呼んだ。同年、テレビ東京特撮ドラマ「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ！」に出演。2021年TBS「ドラゴン桜」シーズン２に原健太役で出演。「タカラトミーハイキュー!!バボカ!!」、「メットライフ生命」、WEB「個別指導学院」のCMにも起用される。趣味は剣道、バスケットボール。

「お市」：北川景子

お市はどんな役

信長の妹。織田と徳川が盟約を結ぶのをきっかけに、家康と数奇な運命を共にすることになる。近江・浅井家に嫁ぐものの、兄・信長のせいで乱世の渦に巻き込まれる。そして彼女が生んだ三人娘もまた、家康の生涯に大きくかかわることに……。

北川景子のプロフィール

1986年兵庫県生まれ。モデルを経て2003年に女優デビュー。
2006年、『間宮兄弟』で映画初出演。
主な出演作に、ドラマ『悪夢ちゃん』、『HERO』、『家売る女』、『西郷どん』、『リコカツ』。
映画『ワイルドスピードX3：TOKYO DRIFT』、『Dear Friends』、『パラダイス・キス』、『君の膵臓をたべたい』、『探偵はＢＡＲにいる３』、『スマホを落としただけなのに』、『約束のネバーランド』、『ファーストラヴ』、『キネマの神様』、『大河への道』、『それいけ！アンパンマン　ドロリンとバケ～るカーニバル』などがある。

「織田信秀」：藤岡 弘、

織田信秀はどんな役

尾張の戦国武将。どんな苦難にも負けない豪胆で勇猛果敢な人物で、領地を広げ、織田家繁栄の基礎を築く。岡崎城主・松平広忠と対立し、幼少時代の家康（竹千代）を人質に取る。信長にとっては厳格な父であり、彼の人格形成に大きな影響を与える。

藤岡 弘、のプロフィール

1965年、映画デビュー。 1971年「仮面ライダー」で一躍ヒーローになる。映画「日本沈没」「野獣死すべし」「大空のサムライ」、テレビ「勝海舟」「白い牙」「特捜最前線」「あすか」「藤岡弘、探検シリーズ」他多数の作品で主演を務める。1984年、ハリウッド映画「SFソードキル」の主役に抜擢され、日本人初でスクリーン・アクターズ・ギルド(全米映画俳優組合)のメンバーとなり、ハリウッド関係者との親交も深い。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」で本多忠勝役を好演。同年3月全国公開の映画「仮面ライダー1号」では単独主演を務め、同作のDVD/ブルーレイは販売数“映画部門1位”を記録。

「柴田勝家」：吉原光夫

柴田勝家はどんな役

織田家家臣。体は熊のように大きく、声は柱を壊すほどデカい。小心者の家康をいつも怖がらせる。お調子者で機転が利く秀吉と対照的な、めっぽう強い武骨もの。急進的な信長を全身全霊で支えるが、やがて秀吉とは袂たもとを分かつことになる。

吉原光夫のプロフィール

1999年劇団四季附属研究所に入所。2000年舞台「夢から醒めた夢」 暴走族役、「ライオンキング」 ムファサ役など劇団四季舞台にて活動。2007年劇団四季を退団し、2009年Artist Company 響人(ひびきびと)を立ち上げ、出演・演出を手掛ける。2011年には、帝国劇場開場100周年記念公演「レ・ミゼラブル」で、日本公演の歴代最年少となる32歳で主演のジャン・バルジャンを演じた。2017年1月ミュージカル「手紙」、2018年 「マリー・アントワネット」、「FUN HOME」に出演。2020年NHK朝の連続テレビ小説「エール」に出演。

「山県（飯富）昌景」：橋本さとし

山県（飯富）昌景はどんな役

若きころより信玄を支えた筆頭重臣。川中島合戦では最前線で指揮し、上杉軍と対決。譜代家老の山県氏の名跡を継承、赤備あかぞなえ隊も引き継ぎ、やがて昌景の「赤備え」は武田最強部隊の代名詞となる。信玄より駿河侵攻を命ぜられ、家康はその強さに恐怖を感じる。

橋本さとしのプロフィール

大阪芸術大学を経て、劇団☆新感線に入団し活躍。同劇団退団後も、ダイナミックかつエネルギッシュな存在感で、舞台のみならず映像分野でも活動している。近年の主な出演作にドラマは、TBS「TOKYO MER」「下町ロケット」、NHK「旅屋おかえり」「なつぞら」、映画「新解釈・三國志」、舞台作品は、「千と千尋の神隠し」「キオスク」、ミュージカル「ビリー・エリオット～リトル・ダンサー～」「Q：A Night At The Kabuki」新感線☆RS「メタルマクベス」《disc1》ミュージカル「ミス・サイゴン」など数多く出演。その他、NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」ではナレーションをつとめている。趣味・特技はスキー、手品、火吹き、バルーンアート。第22回 読売演劇大賞 優秀男優賞受賞。

「水野信元」：寺島進

水野信元はどんな役

織田家に味方する三河の国人領主。家康の母・於大の兄にあたる。乱世を渡り歩いた度胸とズルさの持ち主。時折、信長の代理と称して、家康のもとを訪れては物腰柔らかく脅しをかけ、ビビらせては楽しむ、愛嬌あいきょうのある伯父。

寺島進のプロフィール

1988年TBSドラマ「とんぼ」に出演。1996年第5回東京スポーツ映画大賞では新人賞を受賞。2005年映画「公証人真下正義」に出演し、その演技力が評価され、2006年第29回日本アカデミー賞では優秀助演男優賞を受賞。2016年テレビ朝日ドラマ「ドクター彦次郎」、TBSドラマ「IQ246～華麗なる事件簿～」にレギュラー出演。

「久松長家」：リリー・フランキー

久松長家はどんな役

家康の母・於大の方の再婚相手。織田家や水野家などその時々に同盟相手を変え、時代の風を読んで、節操なく乱世を生き延びる。美しき妻との間に３男３女をもうけ、家族を支えるために家康のもとに転がり込み、やがて徳川家のもとでヒモ同然で暮らすことに。

リリー・フランキーのプロフィール

イラストレーター、小説家。著作”東京タワー ～オカンとボクと、時々、オトン～”が大ヒット、国民的人気を得る。

「松平昌久」：角田晃広（東京03）

松平昌久はどんな役

松平氏のひとつである大草松平家の当主。松平元康（のちの家康）が当主を務める松平宗家の地位をしたたかに狙う野心家。岡崎城に戻った元康に服従しつつも、今川家や三河の国衆たちと結びつき、転覆させる機会を伺う。

角田晃広（東京03）のプロフィール

お笑いトリオ、東京03のメンバー。東京03として数々の番組やライブで活躍。個人ではMUSIC AIR「東京03 角田&ゆってぃのぶらり作曲の旅」、BSジャパン「流星放送局～ふたご座流星群LIVE～」、映画「ポエトリーエンジェル」、「Oh! My Z!（オー・マイ・ゼット）」、チョーヤ「さらりとした梅酒」CMに出演。趣味は弾き語り。特技は卓球。

「今川氏真」：溝端淳平

今川氏真はどんな役

今川義元の嫡男。坊ちゃん育ちのプライド高い御曹司だが、実は偉大な父を持つがゆえの劣等感に苦しみ、義元が目をかける元信（のちの徳川家康）にも、コンプレックスを感じている。今川家を譲り受けるが、桶狭間の戦いで義元が討ち死にしたことで、その運命が大きく揺らぐ。

溝端淳平のプロフィール

1989年6月14日生まれ。和歌山県出身。A型。2006年、第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し芸能界入り。2007年にドラマ『生徒諸君!』（テレビ朝日系）で俳優デビュー。ドラマ・映画・舞台と活躍の場を広げる。映画『赤い糸』、『黄金を抱いて翔べ』『祈りの幕が下りる時』や、ドラマ『新参者』、『失恋ショコラティエ』や、主演を務めるNHK-BS『立花登青春手控え』ほか多数の作品に出演。近年は精力的に舞台に取り組んでおり、主な出演作は『ヴェローナの二紳士』、『ムサシ』、『るつぼ』、『管理人』、『ヘンリー五世』など。

「糸」：志田未来

糸はどんな役

今川・北条・武田が三国同盟を結んだ折に、今川氏真に嫁いだ北条氏康の娘。義元亡きあと、家臣たちの裏切りが相次ぐ中、孤独を極める氏真を支える。物静かでおっとりとした性格だが、奥底には北条家の女らしく、強い意志を秘めている。

志田未来のプロフィール

2005年日本テレビ系ドラマ「女王の教室」、2006年フジテレビ系ドラマ「サプリ」などに出演。2006年日本テレビ系ドラマ「14才の母」では主演を務めた。2007年日本テレビ系ドラマ「探偵学園Q」、2008年日本テレビ系ドラマ「正義の味方」、2009年TBS系ドラマ「小公女セイラ」、2015年TBS系ドラマ「まっしろ」などに出演。映画では、2010年「食堂かたつむり」、2015年「ST 赤と白の捜査ファイル」、2016年「グッドモーニングショー」などに出演。2010年アニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」、2013年アニメ映画「風立ちぬ」などでは声優として出演。舞台では、2015年「オレアナ」、2016年「母と惑星について、および自転する女たちの記録」に出演。

「関口氏純」：渡部篤郎

関口氏純はどんな役

今川義元を支える、気品と強さを兼ね備えた筆頭家老。愛娘まなむすめ・瀬名にだけはめっぽう弱く、人質に過ぎない元信（のちの家康）との恋を容認、婚姻を後押しすることに……。桶狭間の戦いののち、家康が織田方に寝返ると、一転して今川家中で危うい立場に追い込まれる。

渡部篤郎のプロフィール

1991年にドラマ「青春の門」(テレビ東京系)でデビュー。1995年「静かな生活」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞と新人賞を受賞。主な作品に映画「スワロウテイル」、「愛する」、「落下する夕方」、「ケイゾク / 映画 Beautiful Dreamer」、「狗神」、「外事警察　その男に騙されるな」、ドラマ「毛利元就」、「ストーカー 逃げきれぬ愛」、「ケイゾク」、「ラビリンス」、「永遠の仔」、「愛なんていらねえよ、夏」、「白夜行」、「外事警察」、「東京全力少女」、「クロコーチ」、「ビター・ブラッド～最悪で最強の、親子刑事。～」、「銭の戦争」、「お義父さんと呼ばせて」「沈まぬ太陽」、「警視庁いきもの係」、「シグナル」などがある。2010年には映画「コトバのない冬」で監督・原案・主演を務めている。

「巴」：真矢ミキ

巴はどんな役

瀬名の母。今川家につながる出自の高貴な女性。愛娘・瀬名が格下の元信（のちの徳川家康）と結婚することに反対するが、のちに良き理解者となる。今川家を離反した家康と離れ離れになり、幼子を抱えて暮らす瀬名の不安を、精いっぱいに受け止める。

真矢ミキのプロフィール

元宝塚歌劇団花組男役トップスター。1995年宝塚歌劇団ミュージカル「エデンの東」でトップに抜てきされる。2003年NHKドラマ「てるてる家族」、2006年フジテレビドラマ「アテンションプリーズ」などに出演。映画では、2003年「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ！」では、女性警視正を演じた。

「たね」：豊嶋花

たねはどんな役

名門関口家の侍女として、瀬名の世話をする。元康（のちの家康）が織田方に転じたことで、瀬名と共に捕らわれの身となる。武家の娘らしく、信念を持ち義理堅く、苦しい中でも瀬名やその子たちを献身的に支え続ける。心細い瀬名にとっては、頼りになる家族のひとり。

豊嶋花のプロフィール

NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」卯野め以子幼少役、「あまちゃん」少女時代の天野春子役、「梅ちゃんせんせい」育代役、大河ドラマ「八重の桜」山本みね役、NHKドラマ「キッドナップ・ツアー」主人公ハル役、フジテレビドラマ「昼顔～平日午後3時の恋人たち」滝川陽菜役、など。映画「恐妻家宮本」井上エミ役、「真夏の方程式」成実役、「大豆田とわ子と三人の元夫」大豆田唄役など。2021年7月30日公開の映画「都会のトム＆ソーヤ」にヒロイン・堀越美晴役で出演。趣味は読書、ダンス、お絵かき、食べること。特技は百面相、ダンス、人を笑わせる言動、記憶力。

「お田鶴」：関水渚

お田鶴はどんな役

鵜殿うどの長照ながてるの妹。瀬名とは幼少からの友人で、元康（のちの家康）との結婚も祝福。のちに今川と徳川が敵対関係となっても、瀬名との友情関係は続いた。今川家の家臣・飯尾いいお連龍つらたつに嫁ぐが、夫亡きあとは城主として曳馬ひきま城（のちの浜松城）を守った芯の強い女性。

関水渚のプロフィール

2015年「第40回ホリプロスカウトキャラバン」でファイナリストに選出され、2017年4月「アクエリアス」のCMでデビュー。雑誌「少年サンデー」、「ヤングマガジン」の表紙を飾り、日本テレビ「沸騰ワード10」に出演。雑誌「Pen」、「モデルプレス」に掲載される。趣味はボクシング、お菓子作り、編み物。特技は野球のスコアを書くこと、書道。

「鵜殿長照」：野間口徹

鵜殿長照はどんな役

今川家の重臣。今川と織田の激戦の中、大高城おおだかじょう（名古屋市）城代として元康（のちの家康）から兵糧補給の援護を受ける。その後、上ノ郷城かみのごうじょう（蒲郡市）では、敵となった家康と一大決戦に臨むことに。服部半蔵が繰り出す忍者部隊を翻弄する知性派。

野間口徹のプロフィール

1994年信州大学在学中に、演劇活動を開始。舞台を中心に活動している。主な出演作には2014年舞台「テンペスト」、2015年「グッドバイ」がある。またコントユニット親族代表を結成しており、不定期で公演を行っている。親族代表での舞台公演作品には、2006年「小（りっしんべん）」、2013年「第三次性徴期」、2015年「親族旅行記」がある。

「於大の方」：松嶋菜々子

於大の方はどんな役

わずか15歳で竹千代（家康）を産み、その３年後に、実家の水野家が松平家と敵対関係になったために離縁され、竹千代と生き別れることに。数ある困難にもめげず、乱世をたくましく生き抜き、天下人となる家康を支えた大らかな母。

松嶋菜々子のプロフィール

1996年NHK連続テレビ小説「ひまわり」のヒロインに抜擢。その後、TBS「SWEET SEASON」、フジテレビ「救命病棟24時」、「やまとなでしこ」、NHK大河ドラマ「利家とまつ～加賀百万石物語～」、日本テレビ「家政婦のミタ」など数多くのドラマで主演を務める。映画では1998年「リング」や2007年「眉山」、2018年「祈りの幕が下りる時」など多くの作品に出演。

「登譽上人」：里見浩太朗

登譽上人はどんな役

松平家の盛衰を見守ってきた岡崎・大樹寺の頑固一徹な住職。彼の教えである「厭離おんり穢土えど欣求ごんぐ浄土じょうど（汚れた世を浄土にすることを目指せ）」は、生涯を通じての家康の精神的な支えとなり、徳川家の旗印になる。

里見浩太朗のプロフィール

俳優。里見プロモーション所属。本名佐野邦俊。1956年「東映第三期ニューフェイス」として芸能界入りし「天狗街道」にてデビュー。「金獅子紋ゆくところ」にて初主演。 数多くの東映時代劇に出演し、その後はテレビ時代劇に進出。TBS「水戸黄門」佐々木助三郎役、日本テレビ「長七郎江戸日記」松平長七郎役、日本テレビ年末時代劇スペシャル「忠臣蔵」、「風林火山」で主演を務める。2002年からTBS「水戸黄門」五代目・水戸光圀役を9年に渡って演じ、御園座八月特別公演「大江戸捜査網」で座長公演も務める。

「どうする家康」のあらすじは？押さえておきたいポイントは？

NHK大河ドラマ第63作目となる『どうする家康』は、ひとりの弱気少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語です。

これまでに2度、大河ドラマとして徳川家康が描かれましたが、今作では家康の家臣に忍者がいるという設定になっています。伊賀忍者の棟梁・服部半蔵に山田孝之が、半蔵の部下の忍者の大鼠に千葉哲也、くノ一の女大鼠に松本まりかがキャスティングされています。

主演の松本潤は、「古沢さんの考える家康像はとても斬新です。今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思います」と語っていました。ジャニーズ俳優の主演は、2014年の『軍師官兵衛』の岡田准一以来となります。

歴代の大河の中では異色のタイトルについては、制作統括の磯智明が「（脚本の）古沢さんの説明の中で『どうする家康』というフレーズがよく出てきた」ことからタイトル案になった経緯があるそう。反対意見が出る中、制作側の熱意もありそのまま決定されたとのことです。

今までの大河ドラマとは一線を画す新しい「家康」を作り上げようとする制作陣の意気込みが伝わってきますね。21年ぶりの大河出演となる、家康の母役である松嶋菜々子をはじめ、家康を一番知り尽くした女・瀬名役に有村架純、激動期の家康を支える二代将軍・秀忠の母に広瀬アリスと女性キャストも華やかで、見どころのひとつとなっています。斬新な「令和版家康」に期待が高まります！