原作・久住昌之、作画・谷口ジローの人気コミックをドラマ化した『孤独のグルメ』シリーズ。2012年1月にシーズン1が放送され、10年目に突入した人気シリーズの最新作になります。
グルメドキュメンタリードラマである本作は、食欲をそそる料理と、松重豊が演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が話題となり、ハマる人が続出しました。
シリーズ10作目となる今回は、都内の高級住宅地で旅行気分と、海外の食文化を堪能。また、電光石火のごとく最速で決めたお店で、豪華魚介料理に胃袋を掴まれたりと、絶品グルメを提供してくれる飲食店が続々登場します。
ドラマに登場する飲食店は、大衆食堂や居酒屋など庶民的な店が主であり、放送後は「同じものを食べてみたい」と視聴者が押しかけ長蛇の列になるといいます。
今シーズンは、五郎はどんな街で、どんな絶品グルメと出会うのか……そして、意外なゲスト出演者にも注目です。
「井之頭五郎」:松重豊
井之頭五郎はどんな役
輸入雑貨の貿易商を個人で営む。法人から個人まで多くの顧客を抱えており、商談で赴く土地の飲食店で食事することを無上の喜びとしている。好みの店には五郎なりの美学があり、下調べはせず偶然の出会いを大切にする。居酒屋メシや酒場的な風情は嫌いでないが下戸であり、アルハラに対して敏感。束縛を嫌い、自由を好む性格で、独身を貫くが、フランスで若い日本人女優と恋に落ちたことがあり、彼女のことを思い出して感慨にふける一面も。日頃からスーツスタイルを崩さず、祖父が古武術道場の館長だった影響で屈強な肉体と相当な腕前を誇る。父親は他界しており、母に関する言及はない。他に肉親は姉と高校球児の甥がいる。
松重豊のプロフィール
生年月日 | 1963年1月19日 |
出身地 | 福岡県 |
身長 | 186cm |
血液型 | AB型 |
事務所 | ザズウ |
出演作 | 交渉人 真下正義 ディア・ドクター アウトレイジ ビヨンド アンナチュラル |
明治大学卒業後、蜷川幸雄主宰のGEKISYA NINAGAWA STUDIOに入団。同スタジオや東京サンシャインボーイズの舞台で活躍後、1992年映画「地獄の警備員」で注目される。映画は2005年「交渉人 真下正義」、2009年「ディア・ドクター」、2012年「アウトレイジ ビヨンド」、2014年「さよなら歌舞伎町」、2015年「ソロモンの偽証 前篇・事件」、「ソロモンの偽証 後編・裁判」、2016年「ミュージアム」などに出演。ドラマはMBSテレビ「深夜食堂」シリーズ、テレビ東京「孤独のグルメ」シリーズ、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」、2014年フジテレビ「HERO」、2016年TBS「重版出来!」、NHK「トットてれび」、2018年TBS「アンナチュラル」、2020年テレビ東京「きょうの猫村さん」ほか数多くの作品に出演。CM、ラジオ、バラエティー番組と、幅広いジャンルで活躍。特技は釣り。長崎県長崎市で生まれたが、まもなく福岡県福岡市に移ったため福岡県出身としている。中学生まで引っ越し・転校を繰り返したという。
「孤独のグルメSeason10」のあらすじは?押さえておきたいポイントは?
2012年よりテレビ東京系列で放送され、その放映時間から、「夜食テロ」として人気を博した『孤独のグルメ』。これまでに9つのテレビシリーズと、スペシャルドラマ版が数作放送されている人気作品です。
ストーリーは基本的に、五郎が顧客の元へ向かうシーンから始まり、顧客との商談を終えた後や途中に空腹になり、付近で店を探しにいそしむと共にナレーションが入ります。食事中および店を出た後に感想を独白、その場を立ち去る場面を背景にエンディングロールとなっています。
原作ではほとんど触れられていませんが、ドラマでは五郎の「本業」である輸入雑貨販売の顧客とのやり取りが毎回描かれます。
また、主演の松重豊はグルメパートの撮影の前日は食事を抜き、「その日初めての食事を摂った五郎の表情」を演出することに成功しているなど、こだわって演じているそう。
紹介される飲食店も、1シーズンにつき150軒程度をスタッフが手分けして回り、同じ店に複数回通った上で撮影オファーを出しています。店からの売り込みに採用するパターンはありませんが、地方ロケの場合は当地の観光協会などからの推薦を受けることがあるそうです。
演者もスタッフもこだわりにこだわり抜いて制作される人気シリーズ、今回もどんな「夜食テロ」が展開されるのか、期待が高まります!