あらすじ
7月4日(月)「ボッコちゃん」
5日(火)「生活維持省」
6日(水)「不眠症」
7日(木)「地球から来た男」
11日(月)「善良な市民同盟前編」
12日(火)「善良な市民同盟前編」
13日(水)「逃走の道」
14日(木)「見失った表情」
18日(月)「薄暗い星で」
19日(火)「白い服の男」
20日(水)「ものぐさ太郎」
21日(木)「窓」
8月23日(火)21:45~22:00
9月6日(火)21:45~22:00
エピソード
人類が戦争を二度と起こさないために、戦争という概念ごと葬り去ろうとする白い服の男の組織、これだけを聞くと、とても良いことをしているように聞こえますが、ストーリーが展開していくと、まさに正義の暴走とでも言うべき姿でした。しかも自分が正しいことをしていると信じて疑わないので質が悪いと感じます。しかし、戦争の話など少しでもしようものなら処罰されるという状況でも、人々は戦争のことを知りたかったり、子供が遊びに取り入れたりと一向に無くならない、これもまた真実だと感じました。多くの物語のように、この物語もラストに印象的な場面が用意されていました。子供たちが『「せ」ごっこ』(戦争ごっこの事)をしている通報を受け、射殺やむなしとの白い服の男、かれに従い付いて行く新入隊員、銃声が鳴り響きエンディングを迎えると、この銃声は禁を犯している子供たちを撃ったものなのか、それとも白い男に対して常軌を逸していると感じた新入隊員が白い男を撃ったのか、考えさせられる興味深い閉幕でした。
何といっても映像美に目を惹かれました。捨てられた一部のロボットたちが漂着する星、その地表から見える惑星の大きさや美しさが、捨てられたロボットと対比になっているように感じました。染谷将太の演技力は勝手知ったるものですが、栗原類さんの演技もハマっていると感じました。2人の地球にいた時の回想シーンでは、何だか人間社会の縮図を見ているようでした。最後に栗原さんが演じていたロボットが思い出のオルゴールをならし、間もなく手首がとれてしまうところから、2体のロボットとも永眠に入ってしまうエンディングは強烈な寂しさを感じました。
口コミ・感想