写真家の母親が5歳から13歳の頃の娘を撮影し、ヌードも含まれた官能的な写真集を発表したスキャンダラスな実話を、当事者の娘が監督となり映画化したドラマ。エスカレートしていく母親の要求に、被写体である幼い娘が母に気に入られようと大人っぽいポーズにも挑み、退廃的な少女へと変わるさまをつづる。監督は、女優として『思春の森』などに出演したエヴァ・イオネスコ。母親を演じるのは『ピアニスト』『愛、アムール』などのイザベル・ユペール。過激な役どころを果敢に演じるアナマリア・ヴァルトロメイの、当時10歳とは思えない繊細な演技に驚嘆する。
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