あらすじ
エピソード
自殺を決意するも「死ぬ前に蟹を食べたい」という北と、それに何故か付き合ってくれるパトロンのような謎の人妻。1話から自殺をしかけるシーンやアダルトな描写もあり重い展開になりそうだが、漫画原作ゆえなのかどこかコミカルなところがあり引き込まれる。3話では北と彩女の関係性が少しずつ変化しているように見えた。すでに北にとって彩女は「お金を出してくれる女」以上の存在になっている。その変化が北の「死にたい」という気持ちに変化を与えているように見える。「生と死と性と金」を男女別々に視点でとらえているようにも思えて原作も読みたくなった。単純にこれから死にゆく物語ではないようなので次回も期待して観たいと思う。
家庭的な主婦をつけて死ぬ前に蟹を食べたい!と、強盗するはずだったのに、なぜか女性のペースに乗せられて、北海道まで蟹を食べに行くごとになってしまって、強盗が相手の女性に逆に脅迫?誘拐されたような状態で、2人で車に乗って北を目指す。途中、修学旅行で行けなかった日光にも会津などにも寄り、最後が北海道の蟹?抱き合う2人、女性がリードしているようにも感じられる自殺志願者の北。ふたり同じ誕生日ということで、会津若松で誕生日パーティー?の食事。不思議な2人の享楽の関係、この展開はなんなのだろうか?
笑顔しか思い浮かばない重岡が、これほどシビアな表情をしたのを見たことがないです!。雪女のような彩女の迫りくるエロスに、はまっていく北役の重岡の官能的な表情を見ると、彩女が現世のあらゆる苦悩から解放させてくれそうです。重岡が彩女の家に押し入った犯罪者であっても警官に通報せず、寄り添ってくれる彩女は、魔性の女です。人生なんか考えず、快楽を素直に享受できる人間だけが幸せをむさぼれると言って、重岡の人生の逃避行に付き合ってくれる彩女が旅の終わりには救いの神になっているかも知れません。
終始、不気味さと気色悪さで気が滅入るばかりです。つまりは、自殺願望があるにもかかわらず北海道の蟹を食いたいという欲望だけは叶えてやろうと矛盾した気持ちを持った男が、人妻と連れ立って合間合間に性行為に興じながら北海道に向けて旅をすると、ざっくり言うとこんな感じであってますか?正直、何を面白いと思ってみれば良いのかさっぱり分かりません。それに、性行為の描写は必要ありますかね?ただただ不快に過ぎません。
痴漢冤罪に腹が立って仕方がありません。女子高生と思しき娘がいやらしく下卑た笑みを浮かべていたのが忘れようにも忘れられません。痴漢冤罪をきっかけに堕落した人生を歩まざるを得なかった北さんを不憫に思います。自死を考えてしまうのだって無理からぬことです。幸い、やりたいことを見つけられたからいいものの、それだってイマイチ手放しに喜べるものとは言えません。複雑な心境を抱えたまま見なければならないのが早くも苦痛です。
口コミ・感想
笑顔が最高に輝く重岡大毅が今回演じるのは、自殺を考え人生に絶望した男です。彼にとってもチャレンジの役となっているようで、台本を読み込み頑張って自分に落とし込んだという北という男。これまで見たことのない顔が見られそうでワクワクします。なぜ蟹を食うのか、なぜ雪女?と謎めいたタイトルも興味をひきます。彼に絡むのは入山法子演じる雪枝彩女。年の離れたベストセラー作家の夫を持つセレブ妻。なぜか二人で旅をすることになるロードムービー的ドラマになるようで、ロケ地風景も旅から遠ざかっている現在、楽しみです。